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障がい者スポーツに天皇杯、皇后杯授与

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今年の5月19日に行われた「第34回 飯塚国際車いすテニス大会」で、男女のシングルス優勝者に天皇杯と皇后杯が贈られた。

 

天皇杯、皇后杯とは、宮内庁から競技大会を運営する団体に対して下賜されるもので、宮内庁に認められた証となり、その競技に権威を与えることになる。

 

これまで、天皇杯が20団体、皇后杯が12団体に贈られてきたが、全て健常者のスポーツ競技のみだった。しかし、今年の3月宮内庁は「一般社団法人 日本車いすテニス協会」「一般社団法人 日本車椅子バスケットボール連盟」「公益財団法人 日本障がい者スポーツ協会」の3団体の運営する5大会に新しく天皇杯、皇后杯を授与すると発表した。

 

天皇、皇后両陛下は、全国身体障がい者スポーツ大会(全国障害者スポーツ大会)に20回以上出席なさるなど障がい者スポーツとの関係が深く、陛下の退位を控えた今年、障がい者スポーツを応援してきた両陛下のお気持ちを踏まえ、退位前に授与することとなった。

 

宮内庁からも、天皇陛下は障がい者スポーツがリハビリだけでなく、一般のスポーツと変わりのない、競技者、観戦者がともに楽しめるスポーツに発展することに期待してきた。障がい者スポーツは、リハビリを超え競技性の高いものとなってきているとのお言葉が寄せられている。

 

今後はさらに、複数の障がい者スポーツ団体に授与されるように、日本障がい者スポーツ協会が働きかけていくとの事だ。

 

参考:

パラスポーツに初の賜杯 リハビリ超えた競技性の高さ

障がい者スポーツへの天皇盃・皇后盃下賜について

 

障がい者スポーツに天皇杯、皇后杯授与

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