警察庁が平成29年における行方不明者の状況を公表。認知症が行方不明になった方が、少なくとも15,863人いたことが明らかになった。
平成25年の認知症による行方不明者は10,322人なので、それと比較すると1.53倍近く増加していることが分かる。
また、行方不明になってその後、昨年の1年間に所在が確認された行方不明者は81,946人。このうち認知症に起因するケースは1万5761人で、470人が亡くなっていたそうだ。
もし、親族の方などが行方不明になった場合、警察署に捜索願いを提出するほか、地域包括支援センターによっては、徘徊SOSネットワークが構築されている場合もあるので相談してみるといい。
また、行方不明となった認知症高齢者等が身元が不明のまま、各市町村において保護されている場合があり、厚生労働省のHPに身元不明者の情報がまとまって掲載されている。