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【論文検索入門】医中誌webってどう使うの?

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教科書や講習会で得られる情報は、書き手・話し手のフィルターを通した2次情報です。正確な生のデータを知るためにも確かな情報を1次情報にアクセスする方法を学びましょう。

 

 

今回は、医中誌webの使い方を簡単に説明します。医中誌Webは、国内医学論文情報のインターネット検索サービスです。医中誌webは、国内発行の医学・歯学・薬学・看護学及び関連分野の定期刊行物、のべ約7,000誌から収録した約13,000万件の論文情報を検索することができます。原著論文を中心に抄録を閲覧することができます。

 

まずは思いついた単語を検索してみよう

こちらは医中誌webのトップ画面です。

フリーワードで検索するほか、著者や雑誌名に限定した検索も可能です。

上の画像は、「こむら返り」で検索した結果です。

注目してほしい部分は「(肩こり/TH or 肩こり/AL)」、「有痛性筋れん縮/TH or こむら返り/AL 」と記載がある部分。

隣に書いてある数字はなんとなく、ヒット数というのが予測されると思うのですが、これだと大量すぎて全部見きれませんよね。

そんな時に、THとALの意味について理解しているとより目当ての論文に絞り込むことが可能になります。

 

検索の仕組み

まずは定義から。

AL…全項目を検索

TH…シソーラス用語を検索。主題による検索が可能。

ALは、そのまま入力された用語そのまま。

上の例だと「こむら返り」というワードが入っている論文全てがヒットします。つまり、例えばの話しですが、「むこむら 返り子」さんという方が尿失禁に関して書かれている論文でもヒットするということです。

また、例えば「がん」と入力した場合に、「胃ガン」や「胃癌」というワードで書かれている論文はALだけだとヒットしません。

THはそれに対して、シソーラス用語を検索しています。シソーラス用語ってなんぞやとな思いますが、簡単にいうと検索用の用語集です。(定義が気になったらググって見てください)

この用語集の特徴は、階層構造になっていること。

例えば、↓こんな感じ。

 

仮に「大腸がん」と入力したとしましょう。

そうすると、THは、まず同義語辞書を検索して「大腸がん」は「大腸腫瘍」と登録されていることで、「大腸腫瘍」というシソーラス用語が付与された文献を検索します。

SNSでいうハッシュタグ検索に近いと思った方もいらっしゃると思いますが、THはさら下位階層にある結腸腫瘍なども同時に洗い出してくれます。

 

さて、こんな説明をしていたら、ちょうど上のような画面が出ていたので、それを使ってAND、NOTの説明をしていきます。

今このページの下部にはシンプルに「肩こり/ TH」と「肩こり/AH」の検索結果、3,977つの論文が表示されています。

これを#1の「大腸腫瘍/TH or 大腸ガン/AL」にもチェックを入れ、ANDのまま履歴検索してみてください。(下画像)

そうすると、#1 and #2、つまり#1の「大腸腫瘍~」と#2の「肩こり~」両方に当てはまる論文を探し出してくれました。

「not」検索の場合、逆にチェックしたワードが入っていない論文を導き出してくれます。

 

医中誌webは、個人でも契約できます。

医中誌webを利用するのに病院が契約しているケースや、図書館にて利用することが多いと思います。しかし、なかなか近くにそういったところがない場合、個人で利用することも可能です。

月8時間で2000円のコースと、月20時間で4,000円のコースがあります。初月無料の特典もありますので、こちらからぜひお試しに使ってみてくださいね。

 

まとめ

他にも、まだまだ医中誌Webについて、説明しきれていない部分も多いですが、一旦この辺で。また追記していきます。

 

【論文検索入門】医中誌webってどう使うの?

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