地域密着型通所介護等において運営基準上で設けられている地域等との連携にかかる規定を、通所介護 においても設け、通所介護事業所における地域での社会参加活動、地域住⺠との交流を促進することとしてはどうかー。

今月16日、厚生労働省の第193回社会保障審議会介護給付費分科会が開催されて上記のような議論が行われた。

▶︎ https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_14716.html

通所介護に通所時の利用者の会参加活動の実施状況をみると、「地域の自治会・町内会や各種催しごとへの出席・参加支援（12.5%）」や「地域住民組織などが主催する地域の公園や歩道などの清掃やゴミ拾い活動に参加(5.1%)」のように、地域住民との連携・交流を行う取り組みも行われている。

また、実施している地域貢献活動や地域参加活動の取り組みをみると、「事業所でのボランティア活動機会の提供(38.7%)」、「事業所の催し物への地域住⺠の招待と交流」（31.1％）、「地域の自治会や町内会への積極的参加」 （19.2％）のように、地域住⺠との連携や地域住⺠活動に貢献する活動を⾏っている。

以上のことを受けて、現行は規定が特にないものの、地域密着型通所介護や短期入所生活介護における基準を参照し、同様の努力義務規定を創設することが検討されている。