
「このストレッチ、本当に正しくできているのだろうか」
患者さんに指導したセルフストレッチが、狙ったとおりに行えているのか。そもそも自分自身は、正しく伸ばせているのか。日々ストレッチを処方しながら、確かめる機会のないまま続けている方は少なくないのではないでしょうか。
2026年6月、POSTは西九州大学の中村雅俊先生をお迎えして、無料セミナー「そのストレッチ、なぜ効かないのか」を開催しました。事前にお寄せいただいた質問は200件を超え、ストレッチをめぐる疑問の多さがあらためて浮き彫りになりました。
当日、中村先生からはこんな趣旨のお話がありました。ストレッチによって筋の長さそのものが変わるというより、筋膜や結合組織などの粘弾性特性の変化が、可動域の改善に寄与している可能性がある——。
であれば、「筋を長くする」つもりで伸ばしている限り、狙ったところに届いていないかもしれません。
そして2026年7月、中村先生は『エビデンスでひも解く ストレッチングのすすめかた』(医学書院/三木貴弘先生との共編)を上梓されました。この本を貫いているのは、筋ではなく、関節運動からストレッチを考えるという視点です。
「腸腰筋を伸ばすにはこのポーズ」と覚えるのではなく、股関節伸展を適切に出すために、どこを固定し、どの関節運動をつくるのか。この順序で考えられるようになると、覚えた手技をなぞるのではなく、目の前の患者さんに合わせて組み立てられるようになります。
今回のセミナーは、その考え方を実際に身体で確かめていただく時間です。
扱うのは下肢の4領域——股関節屈曲筋群、股関節伸展筋群(外旋筋群)、股関節内転筋群、膝関節屈曲筋群。それぞれについて、パートナーストレッチの考え方を中村先生に解説いただいたうえで、セルフストレッチは参加者の皆さまに実際に行っていただきます。「どこに伸張感がありましたか」「左右差はありましたか」をチャットで共有し、よくある代償動作を解説し、修正して、もう一度実践する。この繰り返しで、「正しく伸ばせている」感覚そのものを持ち帰っていただきます。
前回が「ストレッチのエビデンスを知る」回だったとすれば、今回はその知識を、実際のストレッチ技術に落とし込む回です。
*本セミナーはセルフストレッチの実技を含みます。動きやすい服装と、床に敷くもの(マット・タオルなど)、横になれる程度のスペース(2m四方が目安)をご用意ください。カメラはオフのままでご参加いただけます。
*お申し込みいただいた方には、後日アーカイブ動画をご案内します(配信から2週間視聴可)。当日ご都合がつかない方も、お申し込みいただけます。
*申込者全員に当日の資料をお送りいたします(セミナー1週間前までに送付予定です)。
プログラム
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20:00 オープニング
20:05 なぜ「筋肉名」ではなく「関節運動」で考えるのか
20:15 ストレッチで身体に何が起きているのか ── 筋の長さと粘弾性特性
20:25 下肢4領域の関節運動と、固定すべき部位
20:40 実践① 股関節屈曲筋群
20:47 実践② 股関節伸展筋群(外旋筋群)
20:55 実践③ 股関節内転筋群
21:02 実践④ 膝関節屈曲筋群
21:10 チャット質疑
21:25 書籍のご紹介
21:30 終了
各実践パートは、次の流れで進みます。
パートナーストレッチの考え方(解説)→ セルフストレッチの実演 → 参加者が実践 → 伸張感をチャットで確認 → よくある代償動作の解説 → 修正して再実践 → 患者さんへの指導ポイント
※プログラムは当日の進行により一部変更となる場合がございます。
【このセミナーで確かめられること】
- 自分のセルフストレッチが、狙った関節運動をつくれているか
- 「正しい伸張感」とは、どこに、どんなふうに感じるものなのか
- 代償動作が起きたとき、伸張感はどう変わるのか
- 骨盤・体幹の位置を少し変えるだけで、伸び方がどれだけ変わるのか
- 患者さんにセルフストレッチを指導するとき、どこを見て、どう声をかけるか
- 「腸腰筋にはこのポーズ」以外の選択肢を、自分で組み立てられるか
【こんな方におすすめ】
- 臨床でストレッチを処方・指導している理学療法士・作業療法士
- 「このストレッチ、正しくできているのか」を一度確かめたい方
- 患者さんへのセルフストレッチ指導が、うまく伝わらないと感じている方
- 筋の名前と形でストレッチを覚えてきた方
- 前回の無料セミナーに参加し、「実際にやってみたい」と感じた方
- ストレッチのエビデンスを、実際の手技に落とし込みたい方
概要
【日時】 2026年10月15日(木)20:00〜21:30
【参加費】一般 2,200円(税込)/早期申込 1,650円(税込)*9/15までのお申し込み
【アーカイブ】POSTプレミアム会員のみ視聴可能です。お申し込みの方は、当日のご参加をお願いいたします。
【参加方法】ZOOM(オンライン会議室)にて行います。お申し込みの方へ、後日専用の視聴ページをご案内いたします。
【対象】 理学療法士・作業療法士・言語聴覚士、医療・介護・ヘルスケア関係者、学生
*申込者全員に当日の資料をお送りいたします(セミナー1週間前までに送付予定です)。
【ご参加にあたって】
- 本セミナーはセルフストレッチの実技を含みます。動きやすい服装でご参加ください。
- 床に敷くもの(マット・タオルなど)と、横になれる程度のスペース(2m四方が目安)をご用意ください。
- カメラはオフのままでご参加いただけます。
- 体調やご既往に応じて、無理のない範囲で行ってください。痛みが生じた場合は直ちに中止してください。
- 実技中に生じた事故・体調不良について、主催者は責任を負いかねます。あらかじめご了承ください。
【注意事項】
- 本セミナーの録画・スクリーンショットの撮影および二次利用はご遠慮ください。
- 通信環境により映像・音声が乱れる場合がございます。あらかじめご了承ください。
- お支払い後のキャンセル・返金は承りかねます。あらかじめご了承ください。
中村雅俊(なかむら・まさとし)
西九州大学リハビリテーション学部 リハビリテーション学科 理学療法学専攻 教授。理学療法士。博士(人間健康科学/京都大学)
ストレッチングおよびレジスタンストレーニングに関する研究を専門とし、2013年から2023年の10年間において、Expertscapeが発表するMuscle Stretching Exercises分野の専門家部門で世界1位にランクイン。
「3秒筋トレ」に関する研究はニューヨーク・タイムズ紙で取り上げられ、NHK「ガッテン!」、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」、TBS「ひるおび」など多数のメディアに出演。YouTubeチャンネル「PIVOT」での出演動画は100万再生を超えている。
著書に『あらゆる不調が消える 世界一のストレッチ』(アチーブメント出版、2024年)。『エビデンスでひも解く ストレッチングのすすめかた』(医学書院・2026年7月/三木貴弘先生と共編)。






