現在、理学療法士をはじめとするセラピストの卒後教育は、学会や研究会、民間企業等が提供するセミナー等によって行われています。日本理学療法士協会も認定や専門理学療法士制度の中で、卒後教育に注力し、来るべきセラピスト過多の時代に向けて競争力のあるセラピストを養成しています。スポーツ理学療法の分野では、IFSPT(国際スポーツ理学療法連盟)では、理学療法士をスポーツPTスペシャリストに要請するプログラムを作り、WCPT参加国に導入を呼びかけています。これら以外にも、様々な団体が「資格」を発行しています。
今日のセラピストは研究に取り組むか否かに関わらず、世界から発信される一次データから情報を得る能力が必要とされます。臨床において、エビデンスを理解することは不可欠であり、そのためにも論文を読む習慣を若いうちに作り上げることが必要になります。

一流のバッターが外腹斜筋損傷の受傷後、再発の恐怖に怯えながらのスイングを余儀なくされることがしばしばあります。
アスリートの鼠径部痛はしばしば復帰まで長期間を要し、これが引退理由となる例も多いという実態があります。この状況をなんとしても解決したいと考えて、リアライン・コンセプトに基づく確実性の高い治療法を広めて行きたいと考えております。
大学生や若手セラピストと接する中で、どうしても習得してもらいたい技術として「精密触診」があります。いろいろな治療テクニックや理論はありますが、触診ができなければ圧痛や癒着を把握することができず、運動器の痛みを理解することは不可能です。

尾骨骨折と思われているもの(尾椎の変形)の大部分は尾椎関節の変形であり、骨折というよりも靭帯損傷を伴うものが多く含まれます。このためある程度の矯正も可能とのことです。私は尾骨の変形の矯正は行いませんが、それ以外の治療でも症状改善は可能です。