2024.11.20
いつのころからか疑問に思っていたことです。
ROM-test 肩甲帯挙上の測定肢位は「背面から測定」となっています。
基準となる部位が胸骨上縁や肩峰なのに…
本来は「前面」ではないのでしょうか?
どなたか?この疑問を解消して頂けませんか?
宜しくお願い致します。
ご質問内容から、文献を見てみました。
さしあたり、以下の5冊は「背面」の記載でした
・標準整形外科学(医学書院)
・PT標準理学療法学 専門分野 理学療法評価法 第2版 (医学書院)
・理学療法テキストⅡ 理学療法評価法 第3版 (神陵文庫)
・ROM測定DVD 第2版(三輪書店)
・理学療法ハンドブック第1巻 (協同医書)
但し、以下の2冊は「前面」の記載でした。
・基礎運動学(医歯薬)
・理学療法学ゴールドマスターテキスト 理学療法評価学(medical view)
これは、個人のやり方による違いがあると思いますが、基本的に私は背面から行います。
この場合、胸骨上縁の位置を確認し、背面にその点を投影させます。
前面から計測したほうが正確かもしれませんが、前面からだと患者さんによっては「近いな。」と感じたり、緊張してしまう人がいるかもしれません。
私はそう思って背面から行っています。