はじめまして。訪問看護師をしております。
全身性エリテマトーデスを40代で発症した、83歳の女性について教えて下さい。今年6月に腰痛で入院しました。陳旧性圧迫骨折と言われたそうです。ステロイド10mg服用し、SLEはコントロールされています。ステロイドの副作用の骨粗鬆症があります。フォルテオ皮下注は自分でできています。
訪問希望された目的は、「洗濯干しをすると腰が痛くなる。腰痛を緩和、改善する体操を教えて欲しい、覚えて自分でできるようにしたい。」です。
畳、布団の生活。趣味は刺繍。日光角化症にて外には出ません。友人の処に行く時は、車で送って貰っています。年齢相応に円背です。仰臥位はできにくいです。どんなストレッチや体操がいいのかご教示下さい。宜しくお願いします。
高齢でSLEも圧迫骨折もあってだと、自主トレ体操やストレッチ自体が関節や筋にストレスになることがあります。多分、体操指導したところで効果ないです。(…プラセボ的に意味がある人もいますが)それよりも生活習慣の見直しや、腰に負担のかかりにくい環境調整、腰椎ベルトの見直しなどが重要かと思います。
当方、デイサービスにて作業療法士をしております。すとらぼさんも仰るように高齢者に対してのの運動指導や自主トレーニングでは逆効果になることが多いと思います。
私も環境設定が最優先かと思います。ベッドの導入や、床上生活から椅子、テーブルを使用するなど、和式から洋式へ生活スタイルにご本人様の同意を得ながら変更すべきと思います。
洋式への変更に苦渋する方もいらっしゃいますが、その場合は布団の近くにベストポジションバーを設置するなど、福祉用具を積極的に使用することで生活スタイルを徐々に変更していける方が多いです。
洗濯物に関しては座位で行える環境が好ましいかと思います。座位で肩より下、腰までの高さの範囲で物干し竿の高さがあれば安楽に動作ができると思います。
陳旧性圧迫骨折がおありなら日常生活上でのリスク動作を確認し、その周辺を重点的に環境設定や動作指導を行うことがより在宅生活を支援できると思います。
ケアマネージャー、福祉用具業者、ヘルパー等、可能な限り福祉資源を有効に使い、在宅生活を支援することが重要と思います。
初めまして。訪問看護ステーションで理学療法士をしております。
他の方からもあるように、まずは環境調整かなと思います。低い所に洗濯物が干せればベスト。すぐに環境調整できない間は、洗濯物をパンパンと整えるのをやっていただき訪問看護師が干す。余裕があればヘルパーさんの活用。刺繍をされる時の姿勢も気になります…。円背があるなら適切な腰椎ベルトの着脱も困難でしょうか?
ご本人が納得行かなければ、主治医から許可が出れば軽い体操の検討になるでしょうか。少しずつになるかもしれませんが、痛みが楽になることを祈ります!
はじめまして。訪問リハビリに従事している理学療法士です。早速ですが、実際に理学検査をやってみないと何とも言えないのが正直な返答です。現状では身体機能面の状況も環境も不明な点が多すぎます。。。自主トレが可能なお身体なのか、、、環境調整は可能なお家なのか、、、全て含めて考えていく必要があります。一度ケアマネやかかりつけ医に相談して訪問リハビリを検討してみてはいかがでしょうか?
最後に、今後も利用者様のことで悩んだ場合は【ICF】に当てはめて考えると最良な策が浮かびやすいと思います!
似た様な書き込みが多いので少し目線を変えてアドバイスいたします。ヒトに共通する不変的な地球上のルールが重力ストレスで、重力ストレスに対する体制神経系、自律神経系の身体応答を正常化することが結果としてADLのステップアップになります。得られた情報からこの方に当てはめると、自律神経系では膠原病がありますから交感神経の持続緊張または過度な副交感神経活性が予想されます。さらに圧迫骨折既往がありますので体力低下も予想できます。詳細は割愛しますがおそらく脊柱の柔軟性障害による筋出力低下現象による体力低下が推察されます。運動療法の一例ですが、体力低下の身体環境下では二本杖(トレッキングポール等)歩行や深呼吸動作がお勧めです。深呼吸動作は体幹部にある関節をほぼ全て動かす動作です。あとは体力レベルに合わせて運動量・質を調整していきます。体力の回復に呼応して身体応答が正常化してくると生活は楽になってきます。生活環境設定も大事な事ですが、ご本人様の治りたい意欲を後押しすることも大切ですから。