回復期病棟に勤めている、理学療法士 6年目です。特に勉強を頑張るわけでもなく、気づいたら主任になっていていました。
正直、今の給料にもポストにも満足しているので、あとはこの秋結婚する彼女と幸せな家庭を築いていければそれでいいと思っているのですが、やはり30人ほどの後輩に格好がつかず、何か自分の得意分野が欲しいなと思っています。
どうせ勉強するのなら、患者さんが良くなる治療主義を学びたいと考えています。
川平法かISRのコースに申し込もうと考えたのですが、他に何かおすすめのコースがあれば教えてください。
1つに絞らずいろんな手技や概念を学んだ方がいいと思います。
たまに麻痺の重い人を寝かせて川平法や筋膜リリースしているのをみると「えっ?」ってなります。
逆に軽度の人に手すりを持たせてひらすら起立練習してるのも疑問を感じます。
結局は重症度や時期に応じてテクニックを使い分けることが必要なので、なるべく多くの手法を身に付けることが大事です。
手技のひとつに没頭するセラピストは、それにばかり固執するから、使い物にならないことが多いです。なので、学ぶのであれば、幅広く行うべきだと考えています。
しかし、手技に頼るよりは、まずはしっかりとした評価ではないでしょうか?
最近の若い方々は、小手先の技術に頼って自己満足し、患者さんを置いてけぼりにしている気がします。
どう治すかより、どこを治すか診る力を養うべきです。そのため、クリニカルリーズニングをまずはしっかり学ぶべきだと思います。
6年もやっているんですよね?
それなら、今まで習得してきた知識や技術を向上させるために必要なこと、足りない部分を補うために必要なことは把握してるはずですよ。
私も理学療法士となり6年目となりました。
各々部署が違えば必要なことや考え方も変わるかもしれませんが、まずはその利用者様がどんな方なのかを知ってあげることが必要なのではないでしょうか?
この人はどんな人でどんな人生を歩んできたのか?趣味はなんだろう?お家に帰ったらどんなことをやりたいのかな?
まずは患者様としてではなく1人の人間として利用者様やご家族様と会話すれば、おのずと本人や家族の望んでいること、やるべきことや、やるべき評価もその目標に基づいたものになるのではないのでしょうか?
もちろん私もモビライゼーションなどの手技も行いますが、私は通所に勤務しているので痛みのある利用者様が多いです。ですので、リーズニングやモビライゼーションが必要な機会が多くあるので手技を使うこともあります。ですが、うつの方で不穏になってしまえば、コミュニケーションや作業活動が重要であったりもするし、感作などがあれば痛みを想起させないようコミュニケーションを図ったり、閾値を上げて上げるようにマッサージから入ることもあります。ただ歩行練習やるなら本人が病気でやめてしまったグランドゴルフを道具を作ってやることもあります。もくもくと運動だけを頑張りたい人もいます。大好きな利用者様のことを考えていれば、どんな知識が必要かおのずと出てくるかと思います。
一つの知識にこだわらず、リスク管理ができて利用者様が楽しく本人に必要なリハビリができれば手技だけに頼るよりも、利用者様の信頼も上がりますしリハビリしたいなって思ってもらいながらリハビリできたら恰好もつくんじゃないでしょうか?
長文書かせていただきました。解釈や部署により考え方に違いもあるかと思いますので、嫌な思いをしてしまったら申し訳ありません。