コスタリカのリハビリテーション教育(Vol.3)

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意外に多い?セラピストは3,000人以上

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1950年代にコスタリカでポリオウイルスが発見されてから政府はリハビリテーションの必要性を感じ、メキシコの援助を受けながら理学療法と作業療法を学ぶ運びとなりました。

1954年8月に医師1名と看護師2名がメキシコに理学療法を学ぶために派遣され、1960年には国立病院にてリハビリテーションサービスが開始されました。

1976年にコスタリカ大学(上写真)にて初めて国内の教育過程で理学療法士が誕生し、カリキュラムの見直しを実施しながら、2001年に大学での本格的な養成が開始されました。

2004年にセラピスト協会が設立されて以降、協会のホームページによると3000人以上のセラピスト(理学療法士、作業療法士、言語士、聴覚士、呼吸療法士)が免許を所持しています。

徐々にセラピストの人数は増えている一方で、就職先が増えないために免許とは関係のない分野に就職している方が多くいます。

リハビリテーション教育の流れ

1950年:コスタリカにてポリオウイルス発見

1954年:メキシコへ医師と看護師を派遣

1960年:国立病院にてリハビリテーションサービス開始

1976年:コスタリカ大学で国内教育過程初の理学療法士が誕生

1979年:青年海外協力隊、理学療法士隊員が派遣

1996年:障害者機会均等法が制定

2001年:本格的な理学療法士の養成が開始される

2004年:セラピスト協会が設立される

 

高価な機械を持っているセラピスト=良いセラピスト

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コスタリカの教育カリキュラムでは、物理療法や機械療法を中心に指導していると聞いています。

実際に現地理学療法士と勤務していた時に話を聞いてみると、基本的なROM、MMT、トランスファーなどの指導は十分に受けておらず、何故それらをしなければいけないか分からないと話をしていました。

また開業しているセラピストに話を聞いてみると、コスタリカでは高価な機械を持っているセラピストが良いセラピストであり、市民も高価な機械で治療を受けることが、ある種のステータスとなっているとのことでした。

国が変われば重要視している技術が変わり、働き方も異なります。同じ理学療法士なのに様々な働き方や考え方があるのだな、と常に感じていました。

 

渡邉司先生経歴

スクリーンショット 2016-02-17 17.51.36【学歴】

2010年:学校法人誠広学園 平成医療専門学院 理学療法学科 卒業

2015年:新潟医療福祉大学大学院 修士課程 保健学専攻 入学

【職歴】

2010年:医療法人社団三喜会 鶴巻温泉病院 リハビリテーション部 理学療法士

2013年:独立行政法人国際協力機構 青年海外協力隊 コスタリカ派遣 理学療法士隊員

2015年:新潟医療生活協同組合 木戸病院 リハビリテーション科 理学療法士

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