いざ手術当日。まな板の上のゴリラと化す!【東京病棟ストーリー第2話】

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リハビリテーションは突然に<<前回の内容

 

そんななか、術前リハビリがスタートします。担当のPTはどうやら、僕のことを知っている様子です。

 

また、脳画像や今起きている自分の体の様々な現象を客観視してみても、予後が推測出来ます。

 

お見舞いの方々にはこれから俺は「開頭系のPTで頑張る」なんてあまり笑えない冗談を言ってみるものの、みんなどう反応していいかわからず、綺麗に滑るわけです。

 

さて、翌日は朝一で手術です。

 

 

 

 

 

 

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手術当日は11月だというのに雪予報。朝一の8時30分入室です。

 

手術予定時間は6時間。子供達が小さいので、朝学校に送り出してから雪のなか病院に向かうだろう妻を思うと、申し訳ない気待ちでいっぱいになります。

 

「なんて迷惑な男なんだろう。すまん!」と、胸が張り裂けるような気持ちになります。手術前日から面会のお客様が沢山来てくれました。

 

親友、職場のboss、前職の上司ご夫婦、部下、教え子達が「頑張れ!頑張れ!」と。多分「頑張れ!」って一生分言われたと思います。

 

看護師からは面会者が多すぎるので制限してと言われるくらいでした。

 

僕は僕の周りの人が大好きなので、会えば会うほど、話せば話すほど元気になり、力をもらいました。

 

こんなに支えられてるんだと再認識した日々はありません。元気になって絶対恩返しするんだと誓うことになります。

 

そして、手術日は朝から手術への激励の電話、メールが届きます。

 

中には手術当日朝とは思えないようなウケ狙いのどうしようもない面白画像添付のメールも。本当に胸の奥まで届きましたし、面白いメールは腹かかえて笑わせてもらいました。

 

さて、自分の気持ちは戦う準備OK!

 

 

 

 

 

 

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そんな中、オペ着を来て病棟〜オペ室へとまるで宅配物のように淡々とストレッチャーで運ばれていきます。

 

この無機質な感じと最後に説明を受ける執刀してくれた脳外科の先生と麻酔科の先生の自信満々さと「断定してくれる手術の説明が僕をより一層安心させてくれて「まな板の上のゴリラ」化させてくれます。

 

「もう皆さんに俺の命は任せた。好きにしてくれと」と同時に、本で読んだ宮本武蔵の言葉を思い出します「我、神仏を尊びて、神仏を頼らず。」と。

 

「俺は今までそんなに悪いことしてないぞ。こんな時くらいどうかお助けください」と。そうです。

 

無宗教のくせにこんな時ばかり頼み込んじゃう都合の良い例のアレです。

 

6時間予定の手術が8時間かかり、麻酔から目が覚めることになります。

次回の内容>>プッシャー症候群は◯◯な感覚!?

 

 

>>過去にインタビューした、川田先生の記事はこちら<<


 

川田章文先生経歴

 

経歴:

平成10年 茨城県立下妻第一高等学校卒業

平成14年 国際医療福祉大学保健学部理学療法学科卒業

同年          栃木県厚生農業協同組合連合会 下都賀総合病院リハビリテーション科入職

平成15年 筑西市民病院 リハビリテーション科入職

平成20年 筑西市民病院 総務課へ異動(院長秘書、医師人事等)

平成23年 学校法人アゼリー学園 東京リハビリテーション専門学校 入職

平成27年 アゼリーグループ 一般社団法人 未来創造研究所

主任研究員/人材育成コンサルタント

現在に至る

学校法人アゼリー学園 東京リハビリテーション専門学校

http://tokyo-reha.azalee.or.jp/

一般社団法人未来創造研究所

http://mirai.azalee.or.jp/

医療と介護 人材育成コンサルタント川田 ブログ

「ワクワクする現場育成」

http://ameblo.jp/mirai-soken-kawata/

医療と介護人材育成コンサルタント川田 メルマガ

「失敗する人材育成」とある経営者からの話

http://www.mag2.com/m/0001670418.html

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