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中島卓也先生−映像クリエイター理学療法士(PT)−第3部

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社会経験があるからこその学生生活

高校生から上がってきた子達は多感で、遊びたい気持ちや他にも気になることが多いと思います。だけどそれを客観視できたというのはありますね。自分も若いときはあんな感じだったなと。なかなか勉強が手につかない、自分の将来に迷っている、専門学校に入ったのはいいけど、本当にこれでいいのかと迷っている。そういう相談には乗りましたね。

 若い子は18歳くらいだったけど、仲良くやりましたよ。自分の学校は社会人が多かったですが、若い人としゃべるのは楽しかったし、自分も若返ったような気がしました。社会人から入っているので時間を無駄に出来ませんでした。自分で学費を出しているのと、親から出してもらっているのでは、違いがあるなと。例えば「テストに出ないからやらなくていい」ではなくて自分のためになることをしっかりと学んでいくという気持ちがありました。国家試験に受かるから、実習に受かるからやらなければいけない、というよりは自分が学びたいことを探求する。ということですよね。動画を作ろうと思ったのも、色んなテキストを読んでいて、生理学とか運動学ってテキストだけではわかりづらいし、運動を言葉にするのは限界があるのではないかと思いました。これだったら自分の方がもっと動画で上手く作れるなと思ったのがきっかけでした。   インタビュアー今井:中島先生のYouTubeの動画を拝見して思ったのが、社会人経験のある人とそうでない人の違いって、物事を「要約すると」という観点があるというか。医学の知識ってすごく膨大で、暗記するというよりも結局これはなにが言いたいのかと要約できることがポイントなのかなと思うのですが。   中島先生:実習中は必ず学生は悩むと思う。終わりが見えない戦いに挑んでいかなければ行けない。そこは誰もが通るし、みんな同じ悩みがあるということをわかってほしくて、動画を作った。
1中島先生インタビュー第3弾

謙虚な姿勢

自分より年下のバイザーだったり、だいたい3年目くらいでバイザーやらされるじゃないですか?そうすると知識を振りかざしたいような人達がたくさんいました。でもそれも包み込めるような余裕はありましたよね。まぁ「言いたいんだろうな」とも思いましたけど、向こうのほうが知識はある。これはしょうがないことで、年下だろうが知識を振りかざされようが、知識がないものなので、いくら理不尽なことを言われても、それはやるしかないありません。それはどこの社会でも一緒。40、50歳になったって違う業界に入ったら一から教えてもらわなければいけない。そこで謙虚な姿勢は忘れちゃいけないという僕の考えがありました。

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国家試験の勉強方法

国家試験に関しては、過去問というか、いくら書いてもしょうがないというか、実践を積むしかないと思います。これは社会勉強と同じで、実践を経て大きくなるということは思っていました。勉強のアドバイスと言えば、「短期集中」。僕は家族を持っていたので、朝とか短い時間で勉強していました。ダラダラやっていてもしょうがないというのはありましたし。1日2〜3時間と決めてそれ以上はやらないとかにしないとダラダラやって、逆にわからなくなるというのはありましたね。

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中島卓也先生経歴

前職はカメラマン、編集者として映像制作会社に勤務。

学生時代よりテキストでは理解しにくい生理学、運動学、解剖学などを

映像化し「医学に関する専門的な知識を動画で紹介する」活動を行う。

現在は都内の医療機関に勤めながら入谷式足底板(基礎編):運動と医学の

出版社のDVD制作、理学療法士協会「笑顔をあきらめない」PR動画制作に

携わる。

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