【図解】大腿四頭筋の作用からストレッチとトレーニング法を解剖学的に解説!

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A さん
先生!実習で膝の人担当したんですけど、なにか重要な筋肉ありますか?
ジンタイモ・K
いっぱいありますよ!膝の周りの筋肉から調べていけばいいじゃない。
A さん
ひとつだけ教えてください!お願いします!笑
ジンタイモ・K
しょうがないですね。では大腿四頭筋について学びましょう。

 

Contents

1.大腿四頭筋はこんな筋肉

2.大腿四頭筋のストレッチとトレーニング

3.大腿四頭筋と臨床

4.大腿四頭筋はこう国家試験に出る!!

5.参考文献

 

1.大腿四頭筋はこんな筋肉

まずは基本的な知識から学んでいきましょう。

 

起始

内側広筋:大腿骨粗線内側唇

外側広筋:大腿骨粗線外側唇、大転子下部

中間広筋:大腿骨近位2/3

大腿直筋:下前腸骨棘、寛骨臼上縁

停止 脛骨粗面
支配神経 大腿神経
髄節 L2ーL4
作用

大腿四頭筋:膝関節伸展

大腿直筋:股関節屈曲

外側広筋:下腿外旋

内側広筋:下腿内旋

 

大腿四頭筋は文字の通りで大腿部にある4つの筋肉です。それぞれ筋肉で役割が違うので少し解説します。

〇大腿直筋

 水平に切ると大腿四頭筋の中で最も上にある筋。大腿四頭筋の中で唯一の二関節筋で浅層と深層に分けられる。浅層は羽状構造(速く力強い筋収縮に有意)で深層は平行な繊維で筋の中央部が最も太い形状。

〇内側広筋

 大腿四頭筋の中で内側にある筋。内側広筋の特徴はExtension Lagに関わる最も大切な筋であること。膝伸展時に大腿四頭筋の中でも最後に収縮するため、Extension Lagに深く関わる。

〇外側広筋

 大腿四頭筋の中で外側にある筋。外側広筋は4つのなかで一番大きいことが特徴。外側広筋は多くの部分で腸脛靭帯と付着する。浅層と深層がある。浅層は共同腱に深層は膝蓋上包に繋がる。

〇中間広筋

 大腿四頭筋の中で一番深層にある筋。脂肪体や滑液包と付着していて膝の拘縮に関わる筋肉。他の3つの筋肉と比べて建成分より筋成分が多い。最後に全部合わせた画像を見てみよう。

こう見ると、膝の近くには内側広筋が大きくて、大腿の真ん中には外側広筋が大きいのがわかる。図でみておくと起始停止も覚えやすいので見ておこう。

筋の起始・停止はよく覚えているけど、なかなか神経や血管は覚えられないのが悩み。神経や血管は重要だから走行から覚えていこう。画像とにらめっこだ。

 

2.大腿四頭筋のストレッチとトレーニング

ストレッチ、トレーニングの方法はたくさんあるのであくまで例です!

〇ストレッチ

ポジション:側臥位

①体を丸める

②下の手は膝を抑えて上の手は足首をもつ

③そのまま上の手を後ろに引っ張る。この時股関節外転位ならないように注意!

※イメージ

※下の下肢は股関節膝関節屈曲させて腰椎前弯を防ぐ。

〇トレーニング

ポジション:座位

①ボールを内ももに挟む。

②そのまま膝を伸展させる。

③そのまま股関節を屈曲させる。

 

3. 大腿四頭筋と臨床

臨床場面でよく出てくる大腿四頭筋。

臨床の場面でどのような形で考えているか少しだけ紹介しよう。

 

①変形性膝関節症

膝で最も多い疾患の一つ。筋力低下はもちろん拘縮や柔軟性低下を起こす。

基本的にアプローチはストレッチも筋力トレーニングもやるけど、その人によって病態は全然違う。大腿四頭筋が関わるものだけでもいくつもある。

臨床に出て意外だと思ったのは大腿四頭筋が伸展制限になること。これは膝蓋上包の問題や脂肪体、Extension Lagの問題などたくさんある。

 

②非特異的腰痛

非特異的腰痛っていってもたくさんの病態があって大腿四頭筋の中では大腿直筋が関わる。直筋は骨盤の下前腸骨棘に付着するので緊張すると骨盤は前傾する。骨盤が前傾すると腰椎は前弯が強くなるので腰痛になりやすくなる。

 

意外と腰痛がある人は膝も痛いっていう人もいるので気をつけて見てみよう。

 

4.大腿四頭筋はこう国家試験に出る!!

大腿四頭筋については変形性膝関節症を混ぜて出題することが多くてトレーニング方法など聞かれます。

Q.腰痛を合併する変形性膝関節症の大腿四頭筋訓練で適切でないのはどれか。

 

3でも言った腰痛についての記事がヒントです。腰痛と関わる筋は直筋、つまり股関節屈曲させて行っているトレーニングが間違いなので、答えは①です。

 

また運動学では膝蓋骨がどう動くかなどが出題されています。

Q.図に大腿四頭筋の力と膝蓋大腿関節の関係を示す。図を参考に、次の文で誤っているのはどれか。ただし、ベクトルの大きさは全て同じである。          

 

①A:大腿四頭筋の収縮力が脛骨粗面に作用する。

②B:膝屈曲角度と膝蓋大腿関節に作用する圧力は反比例する。

③C:反張膝では膝蓋骨が浮き上がる方向へ力が作用する。

④D:膝蓋骨には生理的に外方への力が作用する

⑤E:Q角が大きいと膝蓋骨に外方への力が強く作用する。

 

これは大腿四頭筋の収縮によって膝蓋骨がどう動くかがわかっていることが大切。でもこれはすべて動きは正しい。何が違うのか、、言葉がおかしいのです。答えは②です。膝屈曲角度が大きくなるほど膝蓋大腿関節に作用する圧力は比例します。屈曲が大きくなると大腿四頭筋の緊張が大きくなり関節への圧力が大きくなります。

 

どうだったかな。意外と奥が深い筋肉であるのでしっかり理解しておこう!!

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