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【祝・卒業】今年、初めて患者さん・利用者さんと向き合うあなたへ。

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医療介護の世界の扉を開ける方に、臨床19年目の理学療法士が送る言葉。
綺麗ごとだけではないリハビリテーションの現場で、いかに患者さんや利用者さんと向き合うか、そして技能を高めてQOL向上の助けとなるか。


皆様、ご卒業おめでとうございます。

株式会社gene理学療法士・代表取締役の張本でございます。

 

いよいよ患者さんや利用者さんとの一対一の関係に臨むにあたり、様々な期待や不安を

抱かれていることかと思います。

私自身、代表として企業の運営を担っておりますが、臨床19年目の理学療法士です。

これからリハビリテーションの世界へ羽ばたく皆様に向けて、理学療法士としての立場から

激励の言葉を送りたいと思います。

 

 

1.リハビリテーションへの挑戦と苦悩

 

私が介護保険の領域で仕事を始めたのは、臨床2年目のとき。

当時、様々な方からこう言われました。

 

「生活期のリハビリテーションは難しいから、もう少し経験を積んでからやったほうがいいよ」と。

 

その言葉から、「簡単なリハビリテーションなんて、存在するのか?」

「経験が浅いと、生活期のリハビリテーションは難しいのか?」が私の命題となりました。

 

 

2.繰り返す、失敗と成長

 

それから20年近く臨床に携わり、数多くの失敗や悔しい思いを繰り返しました。

同時に、それ以上のやりがいや喜びも経験しました。

 

上手くいかないことがあるたび、どこかに確かな「答え」があるのではないかと思い、

沢山のセミナーを受講して勉強を重ねました。

けれど、「答えを掴んだ!」と思って次の日にいざ臨床で実践してみると、上手くいかない……。

 

 

資料を読み返し、別の本も調べて、講師の先生と何が違うのだろう? と探りました。

そのようなことを繰り返すうちに、結局、「臨床の答えは臨床にしかない」と考えるようになりました。

 

3.臨床の難しさ、その決め手と向き合い方

 

新卒のPT・OT・STを生活期の現場で教育する中で、

臨床の難易度を左右するのは「臨床の捉え方と見通しを持てるかどうか」であるという

結論に至りました。

 

見通しを持つためには、「生活モデルという考え方を自分のものにしていく過程」

重要となります。

 

「新卒セラピストのための生活期リハビリテーションの方法論と必要知識」

 

この講義では、見通しを習得するまでの時間を効率よく短縮する方法、

そして、悩んでいることに苦しまないで欲しいという思いをお伝えします。

 

講義を通じて、生活期の素晴らしさと、なおかつ機能を評価することの意味に

触れて頂ければ幸いです。

 

最後に、ようこそ! 素晴らしいリハビリテーションの現場へ!

これから幾度となく、悩み苦しむことでしょう。

答えの出ない問題に向き合わなければならない場面もあるかもしれません。

 

ですが、是非、それらひとつひとつに真摯に取り組んでください。

皆様の磨かれた技術によって、医療介護を必要とする方々のQOLが向上されることを

心より願っています。

 

株式会社gene

理学療法士・代表取締役

張本浩平

【祝・卒業】今年、初めて患者さん・利用者さんと向き合うあなたへ。

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