健康を維持するために歩くのが一番。
では、どの位歩けば良いのか。新たな見解が報告されたので一緒に見てみよう。
◼︎ 研究者たちは111人を対象に、7日間にわたって研究を行った。
◼︎ そのうえで、心疾患リスクをゼロレベルにするためには、1日に1万5,000歩、距離にして7~8マイル(約11.3~12.9km)歩くか、1日に7時間にわたり直立することが必要としている。
マイナビニュース:心疾患リスクをゼロレベルにするために毎日歩くべき距離と歩数が判明
現実的とは言えない厳しい結果と受け取れるが、以下のような説明が補足されている。
「我々が人類へと進化する過程で『一日中座って過ごす』という機能は備わらなかった。狩りをしたり物を採集したりするため、1日7~8時間立って過ごすことが最も健康的であるように私たちの体はできているのだろう」
この報告は、海外の研究結果であるが、日本国内はどうだろうか。
厚生労働省が発表している「健康日本21(第二次)」を基にまとめる。
平成27年度における1日の平均歩数は、
20〜64歳までは、男性7,970歩、女性6,991歩。
65歳以上になると男性5,919歩、女性4,924歩であった。
今後の目標値として
【20〜64歳まで】
男性 9,000歩 女性 8,500歩
【65歳以上】
男性 7,000歩 女性 6,000歩
とされている。(平成34年まで)
現状よりも約1000歩増加させる方針だ。
歩行スピードを時速4㎞(分速70m)、歩幅を70cmと定義すると、現状より10分程歩く時間を長くすると、良いのではないか。
また、身体活動において週に2000kcal消費することが良いとの報告もあり、その為に1日1万歩必要とも言われている。
“千里の道も一歩から”
一歩ずつ増やしていくことで大きな結果、健康な体を作りだせる。