Q42.選ばなければ就職先はあります。活躍の職域も広がってきています。
Q19でも少し触れていますが(参考図書)、昔よりも〝自分の行きたい施設・病院〟に行くことは難しくなったとは思います。それは求職者の人数が増え、人気のある就職先に希望者が集中するからです。しかし、高齢化社会ですから医療に携る人材には需要があり、選ばなければ仕事はあると思います。
病院などの昔の活躍ステージしか知らない人から見れば、就職先は少ないように思えるでしょうが、療法士が必要とされる新しいステージはたくさん出てきています。
今、需要が増えているのが訪問リハビリテーションと呼ばれるもので、病院などの医療機関ではなく、患者さんの自宅に伺ってリハビリをします。高齢化に伴って医療費は高騰し、病院のベッドも埋まってしまうため、できるだけ早く患者さんが元の生活に戻ることが求められています。
自宅で受けられるサービスがあればより早く自宅に帰ることができますし、病院とはまた違った視点で患者さんにリハビリを提供することができます。実際の患者さんの生活を見なければ分からないこともたくさんあるからです。
今後は一般企業に専門職として就職したり、学校教育に参入したりと、まだまだ職域は広がるはずです。