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半側空間無視の新たな評価手法を開発|畿央大

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畿央大学大学院博士後期課程の大松聡子氏、森岡 周教授、国立障害者リハビリテー ションセンター神経筋機能研究室の河島則天室長らの研究グループは、脳卒中後に生じる高次脳機能障害の一つである「半側空間無視」症状の新たな評価手法を開発した。

▶︎ 脳卒中後に生じる高次脳機能障害 『半側空間無視』のあらたな評価手法を開発

 

従来の半側空間無視症状の評価は、紙面検査や行動観察によって行うことが一般的ですが、検査実施に時間を要し患者側にも集中力や認知的負荷を強いる点や、筆記検査や言語での回答を要求するような検査手法で、症状の特性を捉える上で限界があるといった問題点があった。

 

今回の手法は、PC 画面上に提示された対の左右反転画像を見ているときの視線の分布特性を分析することで無視症状の程度や特徴を捉えるものである。所要時間が数分足らずで実施可能で、かつ覚醒レベルの停滞や全般性注意障害、認知機能面の低下を合併しているような、BIT 検査の実施が困難な症例にも実施可能である。

 

研究成果の一部は、すでに「半側空間無視改善用リハビリテーションツール@ATTENTION」として実用化されている。

半側空間無視の新たな評価手法を開発|畿央大

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