STと出会い息子と向き合うチャンスをもらった【今井絵理子議員】

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 内閣府大臣政務官を務める参議院議員の今井絵理子さんは、2008年の「24時間テレビ」で息子の聴覚障がいを公表。議員になる以前から、障がいを抱える子どもやその家族の支援を続けてきた。

 

今回、息子に障がいがあると知ったその瞬間の感情から、STと関わった時の心境について、お話を伺った。我々療法士にとって当事者からの声、そしてその家族の本音を現場で聞くのは、重要でありながらも、実は難しい。

 

今回のインタビューを通して、ご家族はどのような心境なのか、我々専門家に何を求めているのか。そして、それを取り巻く政治の世界ではどんな取り組みが行われているのか。普段担当する患者さん、その家族を思い浮かべながらぜひ、ご覧いただきたい

 

焦らず比べず諦めず

 

イマイ
今井さん、本日はよろしくお願いします。ややこしくてすみません(ホントはちょっと嬉しいです…)。

 

今井さん
ね。笑 同じ今井ですね。お願いします!

 

イマイ
早速ですが、息子さんが生後3日目に「耳が聞こえない」と知らされた瞬間の心情をお聞かせください。

 

今井さん
そうですね。これまでずっと音楽をやってきた私は、息子に私の歌声を聴かせ、音楽の素晴らしさを伝えたいと思っていました。しかし、その夢が叶わなくなってしまいました。それと同時に、「どうして私の子が…」と神様を恨む気持ちと、「ごめんね」という自分を責める思いが溢れ、「涙はこんなに出るの?」というくらい泣きました。

 

イマイ
そうですよね。自分を責めて、その責めている事すらも責めての繰り返しと聞いたことがあります。そんな時、助けになった言葉はありますか?

 

今井さん
ありますよ。同じ境遇のお母さんの言葉で“焦らず、比べず、諦めず”という言葉があります。育児本を読んでも、聞こえの本を読んでも、必ずしも息子に当てはまるものばかりではなく悩むことが多かったのですが、この言葉に出会ってから「息子は息子」として、我が子と向き合うことができるようになりました。

 

今井さん
もう1つ。12歳から歌の仕事をしてきたのですが、大きな壁にぶつかるたびに「神様が与えてくれた試練だから乗り越えられないはずがない」という言葉を胸に仕事をしてきました。この言葉も支えになりましたね。

 

イマイ
あらゆる心の葛藤があった中で、その葛藤が晴れる瞬間というのはあるものなのですか?

 

今井さん
「葛藤が晴れる」のではなく「覚悟を決める」ということだと思います。その時、息子に誓ったのは「泣くことをやめる」ということ。聴覚を失った息子にとって、目から得る情報がすべてですから、常に笑顔でいようと決めたんです!ママの暗い顔なんて見せるわけにはいきません!笑

 

イマイ
そんな中、後に言語聴覚療法が必要になったと思いますが、初めの印象はいかがでしたか?知らないことでの不安はありましたか?

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STと出会い息子と向き合うチャンスをもらった【今井絵理子議員】
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