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【脳卒中シリーズ】患者の声に耳を傾ける

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お読みいただきありがとうございます。理学療法士の唐沢彰太です。リハビリ中には、患者さんといろいろな話をすると思います。他愛もない会話から真剣な内容まで幅広い内容の会話があり、人と人の関りの中で展開される臨床には欠かせません。そこで今回は、患者さんの言葉にはさまざまなことが含まれていることをご紹介し、臨床での関わり方について書いていきます。

言葉のもつメリット・デメリット

人が使っている言葉はとても便利で、いろいろなことを伝えることが出来ます。自分の気持ちや考えから物の名前まで、言葉にはいろいろな種類があり無意識でこれらを使い分けています。特に日本語は表現豊かで、比喩や擬音語など趣のある言葉が多数存在しています。


そんな言葉にもメリット・デメリットがあることをご存知でしょうか?メリットは何よりも便利な点です。特に、コミュニケーションツールとして使用する言葉は万能で、会話において中心となります。


一方デメリットは、勘違いすることがある点です。自分が話した内容が、思っていた通りに伝わったかどうかは相手にしか分かりません。「そんなつもりじゃなかったのに…」と感じた経験は誰にでもあると思います。これは、言葉が持つ特徴によるものです。

 

例えば、「犬」という1つの言葉から連想される(イメージされる)ものは、一人一人異なると思います。犬が好きか嫌いか、飼ったことがあるかどうか、見たことがあるかどうか、鳴き声を聞いたことがあるかどうか…これらの経験によって、言葉から連想される【犬】は一人一人違ってきます。

 

さらに、犬という言葉にはこれらのような【記憶】が紐づいています。これは犬に限らず、言葉には記憶が紐づき、一人一人にとって意味が変わってくるんです。このことを知っていると、患者さんとの会話の中で勘違いを起こしてしまうコミュニケーションを大きく減らすことが出来ます。

 

リハビリでの<だろう>は危険!?

【脳卒中シリーズ】患者の声に耳を傾ける

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