熊本県熊本市北区にあるリハビリセンターSmile-スミレ-では、「しっかりと、実感できる運動空間」をコンセプトにPTや生活相談員、インストラクターが各々の特徴を生かしながらご利用者の目標達成に向けてサービスを提供している、リハビリ特化型半日デイサービスです。今回は理学療法士として、また、チームを率いるマネージャーとして活躍する永松さんにスミレで働く上で大切にしていること、スミレの働くことの魅力についてお話を伺いました。
インタビュアー
本日はお忙しい中、ありがとうございます。まずは、永松さんのこれまでのご経歴をお伺いできますか？
永松さん
はい、ありがとうございます。理学療法士として働き始めて、今年で13年目になります。最初は総合病院で3年間、入院患者さんのリハビリを担当していました。その後、6年間は訪問リハビリを経験し、EMIASに来てからは4年目になります。
インタビュアー
訪問リハビリも経験されていたんですね。その後、EMIASに転職されたきっかけは何だったのでしょうか？
永松さん
以前勤めていた病院では、頼りにしている上司がいたのですが、その方が退職されたことをきっかけに「自分はいつまでここにいるべきだろう？」と考え始めたんです。それで新しい環境を探し、EMIASと出会いました。
インタビュアー
人の影響が大きかったんですね。
永松さん
そうですね。その方はとてもバリバリ働く方で、スタッフ60人をまとめるリーダーシップもありました。時には厳しい言葉もありましたが、勉強してきた努力が伝わる方で、尊敬していました。
インタビュアー
そのような方のもとで学ばれた経験が、今の永松さんに影響している部分もあるんですね。EMIASで働き始めて、利用者さんへの向き合い方で特に大切にしていることは何ですか？
永松さん
そうですね。「それぞれの利用者さんごとに丁寧に向き合う」ということを大切にしています。利用者さん一人ひとりの背景や思いを理解しないと、的外れな支援になってしまうこともあります。
インタビュアー
例えばどのようなことを意識されていますか？
永松さん
望んでいないことを押し付ける形にならないように、利用者さんが本当に必要としていることを見極めることを心がけています。選択肢を提示して納得感を持ってもらうことが大切だと思います。
インタビュアー
利用者さん自身の意思を尊重した支援ですね。永松さんの中で特に印象に残っているエピソードはありますか？
永松さん
「家で家事を続けたい」という強い希望を持っている利用者さんがいらっしゃいました。その方は起き上がるのも大変で、周囲からは施設を勧められていたんですが、「家で自分らしい生活を送りたい」という思いがとても強かったんです。そこで、福祉用具を導入したり、起き上がる練習を一緒に進めたりしました。今でもその生活を支える関わりは続いていますが、利用者さんの意思を尊重した取り組みができているかなと思います。
インタビュアー
その人の生活に寄り添った支援ですね。EMIASでの役割についてもお聞きしたいのですが、スタッフとの関わり方で大切にされていることは何ですか？
永松さん
私は「平等性」をとても意識しています。どんな時でもスタッフ一人ひとりに平等に接することを心がけています。以前の職場で、理不尽な対応を目の当たりにした経験があり、それを反面教師として、自分はスタッフに対して理不尽にならないようにしています。
インタビュアー
理不尽さを排除するために、具体的にはどのような取り組みをされていますか？
永松さん
自分の機嫌や感情で人に接しないようにすることです。また、誰か特定の人に肩入れしすぎないように気をつけています。たとえ話しやすい相手がいても、全員に同じように接するようにしていますね。
インタビュアー
そのような姿勢がスタッフ間の信頼関係にも繋がっているのですね。最後に、永松さんが考えるEMIASの未来像について教えてください。
永松さん
利用者さんが満足して帰ることができる場所であり、スタッフにとっても働きやすい環境を目指したいです。その両方が実現することで、EMIAS全体がさらに成長できると考えています。
インタビュアー
永松さんの思いがしっかりと伝わってきました。本日は貴重なお話をありがとうございました！
永松さん
こちらこそ、ありがとうございました。
