ヴァージンロードを歩きたい
ーーーお話しできる範囲でいいので、実際の成功体験をお話しいただけますか?
澤先生:自分が担当した方ではないのですが、「ヴァージンロードを歩きたい」というクライアントさんが、実際に歩いたときは感動しました。
ただ、毎日が感動の連続だったりします。歩けないと思っていた人が、最初に一歩を踏み出した時は特に感動しますね。
関わる期間も長いですし、毎回少しずつ変わっていくのを見ると、どんなに辛くても頑張れます。
今後の展望
ーーー将来的には、どのような展望を考えていますか?
澤先生:私個人としては、早くこの分野が保険適応になって、もっとたくさんの人に来てほしいと思っています。
「無理だ」と思われていることであっても、これまでの例から、それを払拭するような経験も沢山あります。
このような施設ができれば、今までの常識を変えることができますし、今よりももっと選択肢を増やしてもらえると思います。
QOLを向上させるためには
ーーーでは最後に、澤先生の思いを、障害を負って困っている方にお願いします。
澤先生:今、ご自身で思っているよりも、もっとできることはあると思います。
今自立していても、家庭内自立や家庭内介助の人が圧倒的に多いです。
事実、社会復帰している人は非常に少ないんです。
だからこそ、ここで選択枝を増やしていきたいと思っています。
再歩行獲得のために通っている人がほとんどですが、回復段階で生活の質が上がっている人、スタッフ / クライアント様同士の交流によりよい刺激を受け精神面での変化をし社会復帰を果たす人が多くいます。
多くの人たちの可能性を広げることが、今の私の仕事だと思っています。
再歩行獲得のためのトレーニングももちろんですが、それ以外でも様々な回復の形を多くの人たちに向けて示していきたいと思っています。
もしも悩んでいるようでしたら、何かアドバイスできることもあるかもしれません、
是非一度見学に来てください。
ーーー澤先生にとってプロフェッショナルとは:
澤先生:限界をつくらないことです。
お勧め書籍
*目次
【第1回】出来ないを出来るに変える
【第2回】限界を作らず可能性を広げること
澤先生経歴
2012年 3月 長崎大学医学部保健学科理学療法学専攻卒業
2012年 4月 J-Workout株式会社 入社