手術中に部品が違うことに気がついたが、そのまま縫合
日本整形外科学会が出している変形性膝関節症診療ガイドラインでは、人工膝関節置換術(TKA)は推奨度Aとされており、理学療法士の方なら臨床上関わることも多い術式だと思う。
しかし、今回その人工膝関節置換術(TKA)に関して、あってはならない医療ミスが起こってしまった。
■滋賀県守山市の県立成人病センターで平成25年12月、70歳代の男性患者の左膝に人工関節を取り付ける手術で誤って右膝用の部品を取り付けるミスがあったことが20日、分かった。
■ センターによると、医師は手術の際に誤って別の患者のレントゲン写真を見て右膝用の部品を用意。手術中に部品が違うことに気づいたが、取り外すと手術部位を痛める恐れがあり、そのまま縫合したという。
詳しく読む(引用元):産経WEST
人工膝関節のインプラントは、数種類のコンポーネント(部品)に分けられるが、どの部品かは不明。
「歩行などに問題はない」としているが、理学療法士としては本当に問題は起こらないのか気になってしまう。
なお、その患者さんに100万円を払うことで、昨年6月に示談が成立している。
文責 POST編集部 森田佳祐
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