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短時間インターバル運動でも認知機能向上を確認

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運動と認知機能の関係について、国立大学法人筑波大学体育系の征矢英昭教授、邊 坰鎬(ビョン・キョンホ)助教、ポーランドグダ二スク体育大学のSylwester Kujach 助教、中央大学理工学部の檀一平太教授らの国際共同研究グループが、研究成果を発表した。

 

(前略)うつ病や認知症、糖尿病、注意欠陥障害者などに共通して低下が見られる機能を効率的に高める運動療法、「汎用型高強度インターバル運動」の効果と脳機構を初めて解明しました。

詳細を読む(引用元):筑波大学 プレスリリース

 

「汎用型高強度インターバル運動」とは、高い強度の運動と休息を合わせた間欠的な運動様式で、中等度の持続運動と同等かそれ以上の最大酸素摂取量の増進(持久性体力)や筋肥大が期待される運動だ。

 

今回の研究は、総運動時間6分間の汎用型高強度インターバル運動を行った後、認知パフォーマンスと前頭前野の活動を同時に測定。

2分間のウォーミングアップ(50W負荷)後、最大有酸素運動力の60%負荷で自転車漕ぎ運動30秒,休息30秒のセットを8回行った。

 

結果として、運動群でストループ干渉処理(情報処理過程に生じる競合)に反応する時間が優位に短縮していた。またその際、左前頭前野背外側部の活動増加が確認されている。

今後は、高齢者でも同様の結果が得られるか検討を勧めていくという。

 

「健康のために1時間のウォーキング」は、運動機能が維持されている若年者でさえ、長くて辛いなと感じる方もいるのではないだろうか。

 

今回の研究は、短時間の運動でも認知機能の向上が確認された貴重な研究だ。

短時間インターバル運動でも認知機能向上を確認

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