東京にある理学療法士・作業療法士養成校の中で唯一の国公立大学である「首都大学東京」。POSTの読者の中にもここの卒業生の方も数多くいることだろう。
2020年4月より「東京都立大学」に改名することが発表された。
小池百合子都知事は、以前より次のように述べていた。
・首都大学東京については、都が設置する総合大学であり、質の高い教育や卓越した研究力に、より一層磨きをかけて、その成果をこれまで以上に都政へ還元していってほしい。・認知度を高めるために、これから進めていくブランディング戦略の一つとして、大学名を変えるくらいの大胆な改革を、スピード感を持って取り組む必要があるのではないかと感じた。・都立の大学であるということを都民の方々にわかりやすく発信をするために「東京都立大学」も一つの考え方としてあるが、いかがか。
詳細を読む(引用元):首都大学東京の名称に関する東京都知事発言について
首都大は2005年4月に、東京都立大など都立の4大学を統合して開学した。
「世界大学ランキング2018」において、首都大学東京は国内大学の中で11番目にランクイン。しかし、首都圏120校を対象とした「大学ブランド・イメージ調査2017-2018」では42位と認知度の低さを課題としている。
首都大学東京の知名度を上げるために、かつての東京都立大学などに改名することを小池都知事が提案。しかし、問題は、名称よりも中身だ。同大学には、ノーベル賞候補の科学者が2人いる。一人の教授でも受賞すれば知名度は一気に上がる。名称よりも、地道な教育研究で成果を上げてほしいものだ。
— 舛添要一 (@MasuzoeYoichi) 2018年7月20日