2015年2月中旬、球春の到来を告げる鹿児島県薩摩川内市。 千葉ロッテマリーンズの2軍キャンプ地にて、POSTによる特別企画「プロ野球専属理学療法士・見学ツアー」が実施されました。
今回、この貴重なプラチナチケットを手にしたのは、将来スポーツ理学療法の分野での活躍を夢見る3名の学生たち(荒岡くん、麻山くん、松本くん/学年は1〜3年)。 彼らの視線の先にいるのは、千葉ロッテマリーンズで理学療法士(PT)を務める影石言光先生です。
憧れのフィールドで、彼らは何を感じ、何を学んだのか。夢のような1日の様子をレポートします。
スタンドからグラウンドへ。憧れが現実に変わる瞬間
薩摩川内市総合運動公園に到着した一行は、まずスタンドから選手たちのウォーミングアップを見学しました。テレビの向こう側で活躍する有名選手たちが目の前で体を動かしている——。その光景に、学生たちの緊張と興奮が高まります。

しばらくすると、グラウンドの方から影石先生(インタビュー記事はこちら)が姿を現しました。 「せっかくだから、近くで見ようか」 影石先生の計らいにより、学生たちはスタンドを降り、グラウンドレベルへ。別メニュー調整中の選手のトレーニング風景や、選手との会話の様子を間近で見学させていただけることになりました。
「プロの現場」で交わされる対話
フィールド内では、影石先生への質疑応答の時間も設けられました。「プロの選手に対するアプローチで気をつけていることは?」「現場での連携はどうなっているのか?」 学生たちからの絶え間ない質問に対し、影石先生は一つひとつ丁寧に、そして優しく答えてくださいました。

さらに、通常は関係者以外立ち入り禁止の「室内練習場」へも案内していただきました。そこはまさに、専属理学療法士と選手が向き合い、リハビリテーションを行う聖域。プロのPTがどのように選手の状態を見極め、復帰へと導いていくのか。教科書では学べない「リアル」がそこにありました。
夢の時間を終えて
見学の最後にはウェイトトレーニング場へ。金属音が響くトレーニングの現場で、プロ野球選手たちの圧倒的なフィジカルと、それを支えるスタッフの熱量を肌で感じることができました。
帰り際にはお土産までいただき、学生たちは終始、興奮冷めやらぬ様子。 憧れのスポーツ理学療法の最前線を目撃した彼らにとって、この日の経験は、将来の目標をより明確なものへと変える「夢のような時間」となったことでしょう。
POSTでは来年も同様の企画を予定しています。 現場の空気を肌で感じるこのチャンスを、次はあなたが掴んでください。最新情報はPOSTで随時発信していきます。






