ニュートリー株式会社と、株式会社アペックスは、日本初の新機能"とろみボタン"付き「カップ式自動販売機」を開発、2018年10月から病院への設置を開始した。
▶︎ 新機能"とろみボタン"付き「カップ式自動販売機」を共同開発しました
とろみ付き飲料は、飲み込みが難しい方の誤嚥・窒息を予防する目的で、医療機関や介護保険施設をはじめ、サービス付き高齢者住宅や有料老人ホーム等で提供されている。しかし通常は、とろみ材を飲料に加えスプーン等で撹拌するため、人材不足に悩まされる介護現場では人的負担がかかる。
本製品は、とろみ材「ソフティアS」を、薄い・中間・濃いの三段階から選択し、その後好みのドリンクを選択することでとろみ付きのドリンクが自動で提供できる仕組みだ。
日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニックではすでに設置されており、2021年には2万台の設置を目指し、さらにサービス付き高齢者住宅や有料老人ホーム等、高齢者施設への導入を目指します。
両社は、医療・介護現場の慢性的な人手不足解決の一助だけでなく、とろみを必要とする方が、好きな飲料を好きな時に楽しめるような新しいリソースの提供を目的にビジネスモデルの構築を進めている。