療法士では比較的多くがTHA術後リハを経験すると思います。技術の進歩により、回復スピードも早まり、ある意味では当たり前のように対応できるリハではないかとの見方もあります。
ですが、THA術後の患者さんの性生活まで介入する必要はあるのか否か意見の分かれるところ。日本においては、そのほとんどが高齢者であり、そんなこと気にしたことがなかったと思います。また相談されることもなかったでしょう。
実際に、これは理学療法士ではありませんが、こんな研究があります。
233人(80%)の外科医が、股関節形成術を受けたことのある患者と性的活動について話し合うことはめったにないか、または決して話し合わないと報告しました。このトピックについて話し合ったと述べた外科医のうち、96%が5分以下を費やしたと回答。ほとんどの回答者(67%)は、術後1〜3ヶ月まで性的活動への復帰を遅らせることを推奨した。51人の回答者(20%)は、性行為中に人工股関節全置換術の脱臼を経験している患者の知識を報告していた。
https://journals.lww.com/clinorthop/Fulltext/2004/11000/Surgeons_Rarely_Discuss_Sexual_Activity_with.37.aspx
一方でこんな研究もあります。