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回復期リハ映画【歩けない僕らは】主演インタビュー公開

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7月にSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019で国内コンペティション短編部門の観客賞を受賞した、回復期リハビリテーション病院を舞台にした映画『歩けない僕らは』が、11月23日(土)〜新宿K’s cinemaほかにて公開される。


脳卒中の後遺症で突然左半身麻痺となった患者・柘植(つげ)役で主演を務めた、落合モトキさんのオフィシャルインタビューが届いた。

 

ー 脳卒中を発症し、左半身が不随になった青年の役でしたが、オファーを受けてどう思いましたか?


落合 柘植は、仕事をバリバリし始める30歳手前という自分とほぼ同い年の役だったので、「明日は我が身」と
思いながら演じました。


ー 脚本を読んだ感想はいかがでしたか?

 

落合 (佐藤快磨)監督は僕の 1 個上なんで、撮影当時 28 歳でした。28 歳ってもっとギラギラした映画を撮り
たい時期だと思うんですけど、繊細な作品を撮るんだな、と思いました。


ー 事前に舞台となる回復期リハビリテーション病院に見学に行かれましたが、どのような印象を持ちましたか?


落合 皆さん、この映画の柘植のように落ち込んでいるんだけど、リハビリを毎日毎日一生懸命やって、生きようと頑張っているなと感じました。


ー 撮影では、どのようなことを心がけて演じましたか?


落合 自分が何かをするというより、(理学療法士の)相手役の宇野(愛海)ちゃんに何かをしてもらって、自分も動くという形だったので、ちゃんとリードを見失わないようについていこう、っていう風に思っていました。


ー 宇野愛海さんとの共演はいかがでしたか?


落合 年下なんですけど、大人っぽい感じの女優さんです。引っ張っていってもらう役だったんですが、気持ち良く引っ張っていってもらいました。いい女優さんだなと思います。

(ポスターにも写真が使われている)対峙するシーンで、宇野ちゃんは毎回演技がいい意味で変わってくるので、それに引っ張っていってもらって、その心境の中で演技ができたかなと思います。泣いていると思ったら、監督が演出を足して、次のテイクでは怒っているとなっていました。一つの演技を押し通してしまう人もいると思うんですけど、そこまで幅広いんだ、すごい柔軟性だなと思いました。


ー 佐藤快磨監督はいかがでしたか?


落合 意地悪、、、でもないかな?歳が近いんで、いい距離感で演出を受けさせて頂いたと思います。距離感が気持ちよかったです。「なんで俺なんだよ」というシーンは、脚本には柘植が泣くとは書いていなかったんですよね?監督がはんなり「ここってウルっと?」みたいなことを言ってフェードアウトしてモニターの前に座るんで、意地悪だなと思いながら。でも期待に応えられたシーンになっていると思うので、そこは見ていただきたいです。


ー 本作で一番難しかったところはどこですか?


落合 泣くとこー。(笑) 泣くとこもそうなんですけど、一人で思い悩む時の表情は、なんとも言えない表情をしていなきゃダメだなと思いました。やったことがないことだったんで、難しかったです。


ー 特に注目してもらいたい部分はありますか?


落合 自分が出ているシーンは話したから、あとは、宇野ちゃんと佐々木すみ江さんのシーンは、一番年老いているおばあちゃんがこの二人よりも前を向いて生きようと頑張っていることが象徴されているシーンなので、綺麗なシーンだなと思いました。


ー 読者の方にメッセージをお願いします。


落合 見ていただいたら、劇場を出た瞬間から、携帯を触っていることだとか日常の普通にあることにありがたみを感じられて、あったかい気持ちになると思います。両親だとかを誘ったりして、劇場に足を運んでいただけたらと思います。

 

 STORY 

宮下遥(宇野愛海)は、回復期リハビリテーション病院1年目の理学療法士。まだ慣れない仕事に戸惑いつつも、同期の幸子(堀春菜)に、彼氏・翔(細川岳)の愚痴などを聞いてもらっては、共に励まし合い頑張っている。

担当していたタエ(佐々木すみ江)が退院し、新しい患者が入院してくる。仕事からの帰宅途中に脳卒中を発症し、左半身が不随になった柘植(落合モトキ)。遥は初めて入院から退院までを担当することになる。

「元の人生には戻れますかね?」と聞く柘植に、何も答えられない遥。日野課長(山中聡)と田口リーダー(板橋駿谷)の指導の元、現実と向き合う日々が始まる。

公式サイト: www.aruboku.net  / Twitter:@uno_narumi_proj

 

回復期リハ映画【歩けない僕らは】主演インタビュー公開

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