基礎医学シリーズ解剖学編―深層外旋六筋―

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皆さん、こんにちは。火曜日担当の藤本裕汰です。本日もよろしくお願い致します。前回は股関節の安定化機構について解説しました。本日は基礎医学シリーズ解剖学編の15回として深層外旋六筋について解説していきます。前回の内容にもつながる内容になるのでぜひ前回の記事と合わせて読んでいただけると幸いです。

 

解剖学的特徴

深層外旋六筋は梨状筋、上双子筋、内閉鎖筋、下双子筋、大腿方形筋、外閉鎖筋の6つの筋を指します。小さい筋肉ではありますが股関節の安定化に関わる重要な筋肉になります。

位置関係については上記の図のようになります。この図は大殿筋・中殿筋は離解された図であり、深層にある筋肉になります。上から梨状筋、上双子筋、内閉鎖筋、下双子筋、外閉鎖筋、大腿方形筋になります。

 

しかし、後方からでは外閉鎖筋に関しては確認しにくく、触診することが困難な筋肉でもあります。

起始、停止、作用、支配神経については以下の図に記載します。基本的には外旋の作用を持ち、大腿骨の転子窩に付着する筋が多いです。

深層外旋六筋の特徴

基礎医学シリーズ解剖学編―深層外旋六筋―

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