訪問看護ステーションの立ち上げに大事なことを教えてください
多田先生:訪問看護ステーションの管理者って看護師さんじゃないとだめなんですよ。 今日は僕来ちゃってますけど。笑 あくまで、管理者は看護師さんなので、 自分と同じベクトルを持った看護師さんをしっかり選んで準備しておくことが 起業する際は大事ですね。
もし、自分が起業する準備ができていて、そのタイミングで看護師さんを 探すとなると失敗するような気がします。募集をかけてもなかなか集まら ないですしね。
僕の場合は、病院時代から、認知症に力を入れていたので、勉強会なんかを したときに参加してくれる看護師さんその中でもこの人だっていう人を探していましたね。
福島先生:ボクは3月に起業して、看護師さんを募集したんですが、その方たちはやめました。
なぜかというと①看護を中心とした訪問ステーション②リハビリを中心とした訪問ステーションこの2つって視点が似ているようで、違うのでそこの概念がずれていましたね。
やはり賛同してくれる看護師さんというのは起業した際は必要ですね。
輪違先生:訪問看護ステーションとかの分野って今後どうなると考えますか??
多田先生:リハビリ単独での訪問看護ステーションができてくるのではないかと思います。なぜかというと、どの分野でも、そうですが、“何かに特化した”訪問看護ステーションとか求められてくると思います。
現状でも看護中心としているのか??リハビリを中心にしているのかでかなり違ってきています。例えば、看護中心にしているなら24時間体制でできる看護ステーションでないと厳しくなると思います。
起業するときのマインドセットや起業当時の体験談がなにかあれば教えてください
唐澤先生:自費診療の世界では一人職場の方も多いので、特に、メンタル的にきついこともあります。方法は人それぞれとは思いますが、変に考えすぎないようにすることが大事ですね。
福島先生:起業したときなんですがお金の心配は特にない。お金より人ですね!!お金が無いのであれば、また稼げばいい!!って感じです。お金が目的で起業しているわけでないのですし、目的のために一緒に働いてくれる人たちを失うことが怖いですね。
多田先生:ボクは心配症なので異常なほど心配します。ですが、お金より怖いのは福島さんと一緒で職員を失うことですね。
お金のことや各種手続きに関して他の専門家に頼ったほうがいいでしょうか??
福島先生:個人的には、基本全部一通りは自分でやってみたほうがいいと思います。仕事が忙しくなってきたら誰かにその仕事を任せたり、専門家にお願いしたりしています。
輪違先生:ボクは逆で、ありとあらゆることを頼んでいます。なぜかっていうとその手続きをしている時間を他の仕事に回したいからです。ですからそこは基本的に経営者の考えによって違いますね。
理学療法士としての人脈ってどこで積み重ねたり、築いていけばいいのでしょうか??
唐澤先生:基本ボクの人脈はコミュニケーションですね。後は2・3・4年目くらいのときにこれから来そうな人、長けている人と仲良くなっておくことと同時に自分がそういった人になることですね。例えば、勉強会にいっぱいいくとかね。
多田先生:やっぱり勉強会にたくさん行くとですかね。その中でも特に目的とするところであったり地域にでて輪を広げることも大事だと思いますよ!
福島先生:常に行動することです!!以上(笑)
特別なことやる場合のアドバイス(例えば、アロマリハとか)を教えて下さい!!
唐澤先生:やりたいことによって違うとは思いますが、中途半端なやり方ではただの趣味でしかない。 仕事でやりたいならやり方を考えなくちゃだめですよね。病院でするなら、病院で買ってもらうとか・・
輪違先生:やり方は簡単ですよ。しかし、法令順守という点で理学療法士を名乗らないこと。保険外で理学療法士を名乗って行うことは認められていないので...。
例えば、アロマだとまだそんなに誰もやっていない分野なのでアロマサロン開業するとか。けど一番はインバウンド狙いで鹿児島とか外人たくさん観光に来ていますのでいいかと思います。
リハビリテーションっていう言葉自体を自費で使っていいの??
唐澤先生:NGです!!リハとかリハビリって言う言葉は使えます。リハビリテーションは医学的用語になりますが、リハビリとかリハなら大丈夫ですね。ですが・・上からバッシングを受けると思うので、使うことはお勧めしません。
自費診療の世界においてあまりリハとかリハビリって言う言葉を推すことにメリットはあまり無いので、それなら他の事をもっと推していくほうがいいと思います。
輪違先生:今日は皆さんありがとうございました。お疲れ様でした。
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