集中治療後の遠隔リハ、退院後のQOLに差なし 筋力と疲労は改善 JAMA

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人工呼吸を必要とした集中治療室(ICU)の生存者に、退院後6週間の遠隔リハビリテーションを行っても、8週時点の生活の質(QOL)は標準ケアと差がつかなかった。英国の52病院429人を対象にした無作為化比較試験の結果を、米国医師会の医学誌JAMAが21日付で掲載した。脚の筋力や運動耐容能、疲労は改善している。体力の指標とQOLの総合評価が食い違う結果。

 

試験は「iRehab」と名付けられ、2022年12月から2025年11月まで実施された。対象は、ICU入室中に48時間以上の人工呼吸を受け、過去12週以内に退院した成人だ。

 

介入群231人には、退院から12週以内に始める6週間の個別化プログラムが提供された。週ごとの症状管理、目標を定めた運動、心理的な支援、患者同士の支え合いを組み合わせている。対照群は198人。

 

主要評価項目は、8週時点のEQ-5D-5L(5項目5段階で健康状態を点数化する尺度)で測ったQOLの効用値だ。臨床的に意味のある差は0.08と事前に定められていた。

 

結果は介入群0.69、対照群0.67。調整後の平均差は0.04(95%信頼区間 -0.001〜0.09)、P値は0.05で、事前設定の0.08には届いていない。

 

副次評価項目は6つのうち4つで改善がみられた。改善した項目には、脚の筋力と運動耐容能、疲労、不安、受け入れやすさが含まれる。自己申告による抑うつ、病気の受け止め方には変化がなかった。

 

介入に関連した有害事象は4件で、介入が原因とされた重篤な事象はなかった。

 

研究チームは、少なくとも今回の6週間のプログラムでは8週時点のQOL改善は示されなかったと結論づけている。

集中治療後の遠隔リハ、退院後のQOLに差なし 筋力と疲労は改善 JAMA

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