キャリア後期の看護師が職場に求める条件を金額に換算すると、年収の5〜6%に相当する価値が推定された。結束したチームには年収の5.9%、思いやりのあるリーダーシップには5.8%が対応する。イングランドの公的医療サービス(NHS)で働く45〜54歳の看護師1,988人への選択実験を、医療政策の専門誌ヘルス・ポリシーが7月29日付で掲載した。人員配置や賃金の議論に、職場の質を価格で並べた研究。
調査は離散選択実験(DCE)と呼ばれる手法で行われた。仮想の職務条件の組み合わせを次々に示し、回答者に好むほうを選ばせることで、条件ごとの相対的な価値を推定する。英国の規制機関である看護師・助産師評議会(NMC)を通じてオンラインで配布された。
職務の属性は事前の質的調査で8つが選ばれ、うち1つに金銭的な条件を置いた。これにより、他の条件を金額に換算できる設計になっている。仮想の職務と現在の職務を比較させる二重強制選択方式を採り、現実味を高めたと著者らは説明する。
解析には多項ロジットモデルが用いられ、8つの属性はいずれも有意だった。最も価値が置かれたのは、支え合う職場の人間関係、思いやりのあるリーダーシップ、柔軟な勤務形態、管理可能な業務量の4つ。
金額に直すと、結束したチームには年収の5.9%にあたる2,775.9ポンドが推定された。思いやりのあるリーダーシップは5.8%の2,735.7ポンド。柔軟な勤務






