臨床と教育に携わっています
インタビュアー:理学療法士を目指したきっかけ は?
岡田先生:中学2年生の時にバスケットで左手首を骨折したことがきっかけでした。もともと人と話す事やカラダの構造にも興味があり、理学療法士という職業を目指す事になりました。
インタビュアー:現在のお仕事と働き方について教えていただけますか?
岡田先生:カラダのメンテナンス・美容・予防事業まで行なうコンディショニングルーム(整体×ピラティススタジオ)を経営しています。
あと、ベクストエスジー(セミナー団体)、日本平成セラピスト協会(交流会・イベント企画)を行い、若手セラピスト育成にも努めています。
ベクストエスジーは設立して3年目となり、今では全国各地から集まるセミナーになりました。
日本平成セラピスト協会では平成生まれのセラピスト・学生に対して、 モチベーションを高めるイベントや交流会を行っております。 今では関西・関東・中部支部があり、半年に一回大きなイベントを開いています。
教育者であり経営者でもある
インタビュアー:現在の働き方に至るまでの経緯はどういったものだったのでしょうか?
岡田先生:理学療法士になってからの目標は教育者になる事でした。
初めは大阪市内の総合病院で就職し、急性期・外来・回復期(脳卒中専門)の臨床を経験した後、大学職員としてお誘いを頂き、3年目で転職したんです。
大学職員として主に、クリニックの立ち上げや学生への教育・研究活動も経験しましたね。 専門学校卒だったため、2年目からは通信制大学に通い、大学院進学を目指す為、毎日勉強をしていました。
3年目の10月に『みんなで一緒に勉強しよう』『患者さんにより良い生活を送ってもらおう』という思いからベクストエスジー(セミナー団体)を設立しました。そこで、セラピストへの教育が自分の理想の教員像に近いことに気付き、1人の発信で何千人もの患者様に貢献できる事がすごくやりがいを感じました。
また、大学職員やセミナー活動を通していく中で、色々なセラピスト・学生に出会い、特に同世代のセラピストのモチベーションが下がっている人が多いことが気になり始めました。 何か自分の経験で出来ることはないかと思い、日本平成セラピスト協会(ヘイセラ)を立ち上げました。
臨床でも保険という縛りがあることで、なかなか思い通りにリハビリできない患者様が多くいる為、「自由診療で患者さんの可能性をもっと引き出すことができないか」と思うようになり、理学療法士でありながらピラティスインストラクターの資格も取得し、4年目で独立・5年目で自分のお店(グッポコンディショニングルーム)を開業しました。
セラピストという仕事は楽しい!
インタビュアー:若手療法士・学生さんへのメッセージをお願いできますか?
岡田先生: 人生の目的を決めましょう!そしたら、勉強している感覚はなくなりますよ。自然に勉強していますし、仕事が楽しくなります。
僕も目標がはっきり決まってから、毎日が充実していて、仕事も楽しくて仕方ないです!目標がわからないならば、過去の夢や理想の自分を思い返して下さい。過去を掘り下げていくと、目標を忘れていただけで、やりたかったことが、ふと出てくることがあります。目標があれば、行動に目的が生じ、毎日をイキイキと過ごすことができると思います。
あとは、色んな人との出会いを大切にしましょう!はっきり言えますが出会った人で人生が変わると思います。僕がそうでした。
セラピストはもちろん、異業種との出会いもすごく人生の視野を広げてくれます。消極的な人が多くなっていますが、どんどん出会いを大切にしてセラピストという最高の仕事を楽しみましょう。
インタビュアー:岡田先生のオススメ書籍はありますか?
岡田先生:「人体の張力ネットワーク 膜・筋膜―最新知見と治療アプローチ」ですね。僕の臨床でとても参考にしている書籍の一つです。
インタビュアー:岡田先生が考える「プロフェッショナル」とは ?
岡田先生:『クライアントの可能性を最大限に引き出せること!』だと思います。
岡田直樹先生 プロフィール
<経歴>
平成20年 関西医療技術専門学校 理学療法学科
平成23年 加納総合病院
平成24年 放送大学 教養学部
平成25年 関西福祉科学大学附属総合リハビリテーション診療所
平成25年10月~ベクストエスジー設立
平成26年5月~日本平成セラピスト協会(ヘイセラ)設立
平成27年4月~グッポコンディショニングルーム‐整体×ピラティス‐設立
<資格>
理学療法士
PHIピラティスMATインストラクター
<所属>