私が実践していた"傾眠傾向"のある患者さんへのアプローチ

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病院や施設に勤めている療法士は、傾眠傾向のある方を担当したことが一度は少なからずあると思う。

 

もちろん薬の調整等もアプローチの一つではありますが、筆者は「朝、起きたらカーテンを開けてください」と指導していた。

 

すごく簡単だし、それで改善する方も多くみられた。根拠は以下。

 

■朝、太陽の光を浴びると網膜から光が入り視神経が刺激を受ける。

 

その刺激が脳内の視床下部の視交叉上核に伝わります。それによって、脳の覚醒を促すホルモンであるセロトニンが放出され、朝になると目が覚めて、夜になると眠くなるといった生体リズムが整えられていきます。


こうした周期的に繰り返される生体リズムをサーカディアン・リズムと呼びます。

 

この生体リズムの基本となる体内時計が視床下部の視交叉上核にあります。そのため、この部分が朝目覚めて夜眠るといった覚醒や睡眠のリズムをつくっているというわけです。

 

詳細を読む(引用元):THE 21 online

 

あと、入院患者さんや施設に入所されている方は、ただ屋外に出るということも制限されていることが多い。

 

屋外にてリハビリをするだけでも、傾眠傾向に関わらず認知機能やリハビリ意欲が改善するケースも多い。(もちろんその方の運動・認知機能などリスク を考慮して、安全な場所で行う必要がある。)

 

ぜひ、一度試してみてはいかがでしょうか。

 

文責 POST編集部 森田

 

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