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日本健康予防医学会によるセラピスト育成プログラム

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<治療の設計図>

日本健康予防医学会の関節疾病予防学専門部会は、関節疾患の治療と予防についての研究を推進するとともに、知識の普及・啓蒙に取り組んでいます。保存療法を担うセラピスト育成のためリアライン認定資格制度を構築し、リアライン・コンセプトに基づく治療理論と、設計図通りに治療を進めるための治療技術を全国のセラピストに向けて発信しています。

 

治療理論は建築における「設計図」に置き換えることができます。これは治療プログラムを作るための憲法のようなもので、関節疾患に対する共通の治療手順を示しています。この設計図を習得することにより、なぜ治るのか、なぜ治らないのか、どのような技術が未熟なのかなどという疑問が解決され、セラピストとしての治療能力を高めるために必要な羅針盤を持つことになります。

 

<設計図を実現するための技術習得>

設計図がないと、個々のセラピストがクリニカルリーズニングという名の「思いつき」により、自由に治療技術や治療機器を選び、さらには治療の手順も無秩序になる危険性があります。設計図がないと、治療が予定通りに進まないときに治療上の迷子に陥る可能性があります。確固たる設計図があれば、それを実行するための治療技術の習得のみが学習課題となり、その進捗に応じて治療の前進速度が決まるようになります。言い換えると、治療速度は治療技術のレベルによって決まり、治療技術の向上に伴って治療速度も速くなります。

 

<リアライン・コンセプトに基づく設計図>

1.リアライン相

リアライン・コンセプトでは、理想の関節運動(他動運動)を獲得することを再優先とします。理想の関節運動とは、正常なアライメント獲得と同義であり、関節周囲のどの組織にも過大なストレスが加わることがない状態を意味しています。それを達成するためには、マルアライメントの原因に応じて、最適な治療技術を用いる必要があります。

 

具体的には、以下のような組み合わせで、治療技術を選択します。

・滑走不全(癒着)に対して徒手療法(組織間リリース)

・筋機能障害に対して運動療法

・不安定性と形態的異常に対して補装具(デバイス)

これらの技術習得が進むにつれて理想的な関節運動獲得までの時間が短縮され、治療全体が短縮されることになります。

 

2.スタビライズ相

 他動運動の正常化が得られたら、症状(結果因子)の変化を確認します。理想的な運動とアライメントが得られても残ってしまった症状に対しては、対症療法を用います。症状の消失を確認したうえで、治療効果を持続するための筋機能トレーニングを進めます。

 

3.コーディネート相

理想的な関節運動の持続性が得られたら異常な動作の修正に取り組みます。その結果として、スポーツや元の活動レベルを再開した後に、異常動作が引き起こすマルアライメントの再発を防ぎます。

 

<リアライン認定資格>

リアライン認定資格の中で、リアライン・セラピストはLevel 3に位置づけられています。正確に設計図を理解し、それに必要な基礎的な治療技術を習得したことを保証する資格と位置づけられています。このようなセラピストが日本全国で増えることにより、どこでも確実に関節疾患の治療や予防を担える人材が増えることになります。最終的には、すべてのセラピストに習得してもらうことを目標に活動を進めていきたいと考えています。

 

リアライン認定資格制度の詳細については、日本健康予防医学会のウェブサイトでご確認ください。(http://kenkouyobou.com/

 

ご活躍中のリアライン・セラピスト

治療の設計図とその技術の実践者を証明するリアライン認定資格をお持ちの先生方をご紹介させていただきます。

 

【真木 伸一先生】

理学療法士になって4年ほど経った頃、日々の臨床で患者様の問題点を体系的に整理することができずに悩んでいました。そんなとき、リアライン・コンセプトに出会い、患者様の身体に生じている症状を原因と結果に分けて整理する方法を学びました。可動域が制限されている原因は何か、筋力が発揮できない原因は何か、つまり低下しているという結果に対して、原因はどこにあるのかを整理する方法論に出会ったことは私の治療に大きな発展をもたらしてくれました。

詳しくは:https://1post.jp/1218

 

【谷本 卓也 先生】

アスリートケガに対して筋肉・神経の治療を行う中で、効果が得られない事例にぶつかることもありました。そのような中、関節アライメントを整えるというリアライン・コンセプトは、まさに私が求めていたものでした。セミナーを受講した時、参加者の95%以上が理学療法士だったのですが、鍼灸マッサージ師でも問題なく理解できたことで、更に深めていきたいというのがきっかけです。

詳しくは:https://1post.jp/1404

 

日本健康予防医学会が制定する資格制度

 日本健康予防医学会が制定する資格制度Level1~3をご紹介させていただきます。

 

【Level 1 リアライン・フィッター】

誰でも容易に確実に効果を出せるよう開発されたリアライン・デバイスの正しい知識、使用方法を習得されていることを証明する資格です。関節が本来持つ運動機能を速やかに回復させることを目的に開発されました。治療の設計図を効率的に進めるために開発されたデバイスであるため、これらをただしく用いることで医学的知識の有無にかかわらず確実にアライメントを修正することができます。

 

■ご案内・お申込み:http://www.glabshop.com/device_seminar/

■お問合せ:seminar@g-lab.biz(日本健康予防医学会セミナー事務局)

※学会への入会不要で受講いただけます。ただし、資格取得をご希望の方は入会が必要です。

 

【Level 2 リアライン・インストラクター】

リアライン・デバイスを活用しつつ、全身の関節に対して適切な運動指導が行えることを証明する資格です。関節疾患予防を進める上での進むべき過程が明確になります。また、確実かつ即効性の高いリアライン・デバイスの知識を習得できるため、効率よくトレーニングを進めることができます。

 

■ご案内・お申込み:http://kenkouyobou.com/committee/

■お問合せ:seminar@g-lab.biz(日本健康予防医学会セミナー事務局)

※学会への入会が必要です。

 

【Level 3-1 リアライン・トレーナー(トレーニング指導者、非医療資格者)】

リアライン・デバイスを活用しつつ、応用的かつ高度な運動プログラム構築とその指導を習得されていることを証明する資格です。医療資格は不要です。疾患・疾病とは呼べない何らかの不調や運動機能上の改善目標を有する対象者に対して、リアライン・コンセプト(設計図)に基づき、徒手療法(組織間リリースなど)以外のあらゆる手段を通じてその解決を図ることができるレベルを保証します。

 

【Level 3-2 リアライン・セラピスト(医療資格者)】

組織間リリースとデバイスの使用による応用的な治療法を習得されていることを証明する資格です。その取得には医療資格が必要になります。あらゆる疾患・疾病の治療や運動機能向上を目指すトレーニングにおいて、リアライン・コンセプトに基づき徒手療法(組織間リリースなど)を含むあらゆる手段を      通じてその解決を図ることができる能力を保証します。

 

■ご案内・お申込み:http://kenkouyobou.com/committee/

■お問合せ:seminar@g-lab.biz(日本健康予防医学会セミナー事務局)

※学会への入会、事前のLevel 2の資格取得が必須となります。

 

 

▼日本健康予防医学会のご案内

http://kenkouyobou.com/

 

▼日本健康予防医学会のご入会のご案内

http://kenkouyobou.com/admission/

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