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【新シリーズ】“世界を旅した理学療法士(PT)”が帰国すると当たり前の日常がこう見えた no.1

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おごらず、謙虚に、着実に

柿澤1

こんにちは!先日、無事世界一周より帰国した柿澤です。

ここでは元理学療法士の僕が旅で得た経験や気づきがリハビリテーション現場でも通じると感じた内容を皆様にお届けしたいと思います。

帰国後は旅での経験を伝える講演を全国でこなしながら家に向かっているため、帰国後1か月経過し今だに家へは帰っておらずその間、野宿やヒッチハイクをして生活をしています。

帰国したにも関わらず生活水準は何も変わっておりませんが「帰るまでが遠足」という事もあるので気を付けて帰宅したいと思います。笑

さて、僕がそもそも「世界一周500人施術の旅」や「旅にスポンサーをつける、理学療法士として企業と関わる」などの挑戦をしたかというと、人生どう生きれば幸せなのか?という「人生の目的」を達成するためですが、
元々「普通」の理学療法士が世界で行ってきた「挑戦」が、毎年数多く輩出される療法士の今後の行動モデルになればという事で、有りがたい事に講演依頼を数多く頂いております。

僕が担う役目を理解し、伝えられる事は余すことなくお伝えします!!

っが、ここで気を付けなければいけない事があります。

それは、

「おごらず、謙虚に、着実に自分の道を進む」

という事です。

 

 

もう「世界を旅する治療家」ではない。

柿澤 講演会写真

 

人間は感情に支配されています。

僕で言うと帰国して講演に呼んで頂き、SNSで多くの方にお声かけして頂いています。

この反響が一歩間違えると、

「俺、偉くなったなー」とか「どうだ!俺を見ろ!」などの錯覚に陥ってしまうと大変です。

これは実は、成長や行動を止めるだけの思い込みです。

世界一周は1つの人生の目的であり、それに向けて行動したという事は間違いない決断だったと思います。

しかしそれはもう達成されたので、次は別の目的に向かって進む事になります。

つまりもう別の感情での再スタートを切ったという事です。

ここで1つの目的を達成した事でこの錯覚にはまってしまうと、その感情に支配され次への目的や成長に進むことを止めてしまします。

人間を含めた動物は快楽を求めるため、称賛や権威などの承認欲求を満たしたくなります。

それ自体は生理的な事なので良いのですが、この部分を「理解」した上で今ある状況を冷静に捉える必要があります。

例えば、先輩から後輩との関係性です。

当然、後輩指導では学びや気づきを与えるために人それぞれの接し方があります。しかしこの学びは、はたして先輩から後輩だけの1方向性なのかという事です。

後輩が持っているものは先輩は全て身についているのか?
後輩のあの言葉使いいいな!あの雰囲気いいな!
僕にはそこが足りないから、見習えばもっと成長できるな!

こう思うと先輩だからって、大きい顔できませんよね。

もちろん立場上の関係性や礼儀は必須ですが、そうではなく、ただ先輩だからと言って後輩の意見や所作に興味を持たずに現状でいい!と思っているのは勿体ないなと思います。

成りたい自分に足りない要素を相手が持っているなら、それを真似ましょう。相手に近づいて聞きましょう。そこに年齢や立場は関係ないかなと。

自分がどういう人間になりたいかを考えたときに、「おごらず、謙虚に、着実に自分の道を進む」。

そう思うと自分に足りない事は誰からでも学ぶ事はありますし、一生勉強とはまさにこのことかなと思います。

僕も新たな「人生の目的」を達成するために、また進み始めています。

そして色々な人から勉強させて頂き、吸収し形にしていきます。

もう僕は「世界を旅する治療家カキザワ」ではありません。

次はどんな異名になるんですかね?笑

そう思うと自分でも楽しみです。

人生健やかに生きましょう!

 

 

〔イベント情報〕

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その他予定されている柿澤先生のセミナー案内です!ぜひご確認ください。

☞ブログ:世界を旅する治療家 カキザワ

 

帰国後講演会風景

 

<バックナンバー>

連載第1弾:私が病院勤務を辞め、世界を目指したきっかけ

連載第2弾:旅の過程は「臨床推論」と同じ

連載第3弾:多くの療法士はまだ本気を出しきれていないのではないか?

連載第4弾:覚悟を持った行動が自分を成長させるチャンスとなる

連載第5弾:施術を通した「出会い」を大切にするために考えていること

連載第6弾:目標設定の必要性とそこに到達する為には

連載第7弾:物事に対峙する際の心構え、所作

連載第8弾:価値観の多様性を認める事

連載第9弾:自分の揺るがない思いは?

連載第10弾:得たい結果を得るにはそれ相応の「思い」や「覚悟」がいる

連載第11弾:世界を旅するのに何故、企業からスポンサードを得ようと思ったか

連載第12弾:我々の恐れなければならないのは、恐れることそのもの

連載第13弾:世界から帰国して思うこと

柿澤健太郎先生 経歴

柿澤先生

【所有資格】

理学療法士

【経歴】

静岡医療科学専門学校卒業 (現在臨床7年目)、卒業後「フジ虎ノ門整形外科病院」にて急性期~回復期~外来を経験

御殿場南高校野球部帯同(2013~2014)

御殿場看護学校非常勤講師(2014)

勉強会団体「丸裸会」会長(2011~)

【新シリーズ】“世界を旅した理学療法士(PT)”が帰国すると当たり前の日常がこう見えた no.1

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