ざっくりPOINT
■セックスレスの中高年夫婦は12年間で倍増し、約7割に上るという。有配偶者の中高年を対象とした調査結果によると、「年に数回」「1年間全くない」と回答したセックスレスの夫婦は、2000年調査では40%、2012年調査では73%で、1.8倍に増加。男性の50歳代は86%がセックスレスと回答しており、前回調査の3倍に迫る勢いで、60・70歳代よりも多かった。
■セックスレスの理由は自由記述の回答で多岐にわたるが、男女ともに「時間に追われ、面倒くさい」という回答が目立つという。
■これについて国立保健医療科学院客員研究員の荒木氏は「女性は閉経後、性交痛などの性障害が強まる。10年前の妻たちは妻の務めとして夫の求めに応じたけれど、昨今ははっきり"ノー"という妻たちが増えているということかもしれない。就労女性が増え、経済力を得て相対的に家庭内での力が強くなったことや、仕事で疲れていることも影響しているのではないか」と述べ、さらに「生殖期を終えた中高年はセックスレスでよしと考えるのか、個対個の生身での触れ合いである性交は愛情確認や安らぎに欠かせないものだと考えるのかは、1人1人の選択になる」との考えを示している。
詳細を読む(引用元):あなたの健康百科
POST編集部コメント
日本はもともと世界に比べ、セックスの頻度は少ないことで知られていますが、世代を絞るとその傾向がさらに顕著となっているようです。
「疲れた」「めんどくさい」という思いは、記事中にあるように仕事が忙しいことによる心身の健康状態悪化が原因のようです。
夫婦円満の秘訣にも、「健康」が一つのキーワードだと言えるかもしれません。