Capsular and pericapsular hip anatomy
股関節全体の安定性は動的と静的な構成要素の両方の役割によって、解剖学的に決められている。
最近10年間の研究は、関節包内の安定性に関わり、かついくつかのキーとなる筋群とその役割の複雑な相互作用の示す股関節の関節包の理解を発展させるために続けられてきた。
股関節の関節包周囲と股関節の関節包の解剖を念頭に置いて、よりそれらを理解していくためにこの研究は行われた。
いくつかの筋群(腸腰筋関節包部、中殿筋、そして大腿直筋の反転頭)による股関節周囲への貢献は動的安定性に非常に重要である。一方で、静的安定性は後上方、関節唇の部位の後外側、大腿骨停止部の前方における関節包靭帯の肥厚によってもたらされると著者らは結論づけた。
解剖研究は死亡時に平均年齢72歳であり、11体の半分の骨盤に対して行われた。2名の独立した観察者によって切断は実施された。筋群はそれらの起始を切断され、反転して遠位方向の停止部に向かって切断された。
関節包の寄与については鈍的切開によって解放できなかったので、その筋群と股関節の関節包の間での癒着によるものであったと断定された。
関節包周囲と股関節構成体の複雑な関連における新しい知識は、股関節の治療のガイドとして非常に重要である。
腸腰筋関節包部、…
(訳:Kohei Suga)
From: Walters et al., Arthroscopy 30 (2015) 10. All rights reserved to Arthroscopy Association of North America. Click here for the Pubmed
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