高齢者の定義が見直されてきているー。
日本老年学会と日本老年医学会は、一般的に65歳以上とされている高齢者の定義を見直し、75歳以上に引き上げるべきとする合同提言を発表した。
65-74歳は「准高齢者」と位置付け、仕事やボランティア活動といった多様な社会参加を促すことで、高齢化のイメージを改め、明るく活力のある超高齢社会につなげたいとしている。
詳細を読む(引用元):CBnews
現在の医療制度は、
・前期高齢者医療制度 …65〜74歳が対象。70歳以上は、2割負担。
・後期高齢者医療制度 …75歳以上または、65歳以上75歳未満で寝たきりなど障害があると判断された場合が対象。1割負担。
である。
来年8月より、現役並みの収入(住民税課税所得が145万円以上で、前年の収入が383万円以上の被保険者)がある高齢者は3割負担となるが、 75歳以上を高齢者と定義された場合、75歳までが3割、90歳以上から1割負担の適応になる可能性がある。
一方、60歳以上の男女に対して行われたアンケート調査。(有効回答数は3893件)で「一般的には何歳頃から『高齢者』だと思いますか?」と質問したところ、
70歳以上との意見が29.1%でもっとも多く、次いで75歳以上が27.9%。さらに80歳以上で18.4%。
おおよそ70歳から80歳ぐらいが「高齢者」としての仕切り分けの認識。
詳細を読む(引用元):ガベージニュース
という結果であった。
高齢者の定義が見直されることで「今後の日本において具体的に何が変わるのか、何を変えるのか」を考えていく必要もあると思います。
ただあくまで年齢はただの数字に過ぎず、高齢者という枠組みの中に入ったからといって老いるわけではありません。
いかに自分らしく、若々しくいられるかが幸せの鍵になるのかもしれません。