理学療法士を目指したきっかけ
高校時代に部活動で怪我をし、そこではじめてリハビリテーションという言葉を知りました。その時はDr.にストレッチやアイシングなどを指導していただき、理学療法士、作業療法士の方に見て頂くということはなかったのですが、進路を決める際に医療系の進学用の情報をまとめてくれてそこでリハビリテーションを主体に行う理学療法士、作業療法士という職業を知りました。それまでは、医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師などの医療職しか知らなかったのですが、手術後や怪我をした後にその回復を助ける職業は素晴らしいものに感じました。医師の行う手術も大切ですが、その後に行うリハビリテーションも同じくらい大切なものであるのであり、疾病の予防やケアにもより密に関われるのではないかと思い、魅力的な職業だと感じ進学を決めました。
現在の仕事
現在は整形外科のクリニック勤務となります。小児から高齢者まで幅広い年齢の方に対しておもに整形外科的な疾患(痛みや手術後のリハビリテーションなど)に運動療法、徒手療法などを行っています。職場は柔道整復師や鍼灸師の方の方が多く、理学療法士の方が少数です。理学療法では1単位(20分)での枠で行っていますが、他の職種の方と連携して物理療法なども交えながら少ない時間ですが多職種と連携しながらリハビリを行っています。
自主練習としての運動指導などを行うこともありますが、それ以外に自宅で行っていただけるものとしてアロマを使用した提供をさせていただくこともあります。限られた時間であり、すべての方にできるわけではありませんが、特に痛みが緩和しにくい次にリハビリに来るまでに時間が空いてしまうといった方にアロマを使用することによる身体・脳科学的な反応からより活動しやすい状況を作っていただければと思い行っています。
キャリアアップとは? そのために”今”行っていること
この職業でキャリアアップするということは、1つ目は対象の方が困っていることに対して解決できる、またはそれに近い状況になることを提供してあげられる状態になることを考えます。その方法は、治療技術もそうだとは思いますが、福祉用具を提供するなど専門職から的確な助言を行えるようになることも1つだと思います。(より高い専門的知識や能力を身につけることになりますでしょうか。)
もう1つはその高めた専門性などを外部に発信などしていく事でしょうか。その中には研究といったこともあると思いますし、責任ある発信や行動を積み重ねていく事も大切だと思います。現在は、講習会などに参加し自身の知識・技術を高めるといった点や、アロマリハビリテーションとしてセミナーを通じて他の方へ情報・技術の伝達またそれを通じて自身にも新たな学びを得て日々精進しています。
リハビリ職を目指す学生の皆さんへ
藤田智史先生の経歴
職業:理学療法士
病院名:つかもと整形外科醫院
経験年数:6年目
出身校:長野医療技術専門学校