48.どこで就職するかより、どのように自分が社会とかかわるかです。
特に無いのではないでしょうか。都内ではセミナーが盛んに行われているので勉強はしやすいかもしれませんが、最近では地方でも開催されてきています。
地方に就職したからという理由で自分を正当化するのでなく、やるかやらないかは自分次第だと心得てください。インターネットによって地方と都市の情報格差は無くなりつつありますが、都市部の方が情報のスピードが速く、業界外の興味深い情報を多くキャッチしやすいのも事実でしょう。
我々療法士が専門家として他分野とどのようにコミットしていくのかという部分では、今後、格差が広がっていくと思われます。しかし、地方だからこそできることもあります。
例えば今、国の方針によって「地域包括ケアシステム」という地域を巻き込んだ医療・介護が進められていますが、人口も多く、多様な人が混在する都市部に比べ、地方の狭いコミュニティの方が実現しやすいでしょう。
都市部は都市部なりの、地方は地方なりの戦い方があります。メリット・デメリットではなく、自分が専門家としてどのように社会にかかわっていきたいかという視点で考えてみてください。