作業療法士の野村氏が作成するオーダーメイド車椅子が毎日新聞に掲載され、注目を浴びている。
大阪府吹田市の作業療法士、野村寿子さん(54)がつくる車椅子が評判を呼んでいる。身体障害者の体を支える「座位保持装置」を一人一人の特徴に合わせてオーダーメードすることで、姿勢が安定し、体の緊張がほぐれるという。利用し始めてから、大幅に身体能力が向上した少女の母親は「娘にとっては魔法の車椅子です」と喜びを語る。
野村氏は年間300件以上の採型を行い、姿勢保持機能を備えた座位保持装置を製作しているそうだ。
よく、車椅子のシーティングというと、若手療法士がよく「身体と車椅子との隙間を埋めればいい」とよく勘違いしているように思う。
それも、身体を触って反応をみることができるプロだからこそ、筋肉の緊張や硬さをみて良いポジショニング・シーティングを考えてあげる必要がある。
他にも、小学生の学習姿勢を改善するクッション「ピントスクール」なども作成され、実際に小学校で使用されているそうだ。
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