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彼との出会いが、私の人生のターニングポイントでした。|小武悠(APTSA副代表)

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はじめに

 私はこれまでに縁あって日本国内や,海外の熱い志を持った学生と出会うことができました。

 

企画スタッフ一人一人を心から大切にして力を引き出す人,後輩であっても物怖じせず意見を言ってくれる人,すでに海外での多様な経験や言語力をもって自分にはない視点から話をしてくれる人,英語はできなくても海外の学生100人の前で30分間手品をして場を盛り上げる人…。

 

ここには書ききれませんが他にもたくさんいます。理学療法学,海外というテーマをきっかけに普段学校で生活しているだけでは出会えないような多くの仲間とのつながりができました。

 

みんなと出会えて,話して,考えて,日本と海外をつなぐ活動ができたことで自分一人では考えられなかったようなことを実現することができました。

 

この記事を読んでくださった学生の方,療法士の先生方が,日本にはこんな活動をしている学生達もいるんだということを知っていただき,これから先の新たなつながりを生むきっかけになればと感じています。

 

小武 悠

所属:県立広島大学保健福祉学部理学療法学科4年

経歴:2015年8月~2016年8月 JPTSA International代表、2016年8月~2017年8月APTSA副代表

 

海外に興味を持つようになったきっかけ

 大学に入学した当初は海外をテーマに活動することなど全く考えておらず,むしろ海外に行って英語を使うことが怖いと感じていました。

 

そんな状況であった私が,海外と関わるきっかけとなったのは大学一年の終わりの春休みにタイの難民キャンプに行ったことでした。

 

私の父がそれまで8年間継続して訪問支援していたこともあり,漠然とですが小学生の頃からいつかついて行ってみたいと感じていました。

 

私が訪問した当時は,タイの隣国のビルマ(ミャンマー)はまだ軍が統治しており,生活の場所を失った人たちがタイに逃れ,軍の監視のもとキャンプで生活をしていました。

 

 

現在ではアウンサンスーチーさん率いるNLD(National League for Democracy)が政権を獲得し,ビルマに帰る方もおられますが,依然,多くの方が難民キャンプで生活をされています。

 

一年の終わりに行った時,そこでの同年代の友人との出会いが私の人生のターニングポイントであったと感じています。その友人が私に語ってくれた言葉が今でも忘れられません。

 

彼は私より一歳年下でしたが,自身の大学へ行きたいという夢を諦め,未来を担う子供達を育てるために教師になって数学を教えているんだと話してくれました。

 

彼の置かれた状況は私からみたらすごく過酷でしたが,すごくギラギラとした熱い想いを感じました。

 

確かにチャンスは限られているけれど,そのチャンスに全力を尽くしている姿が本当にかっこよかったです。

 

彼をみていて,世界にはこういうかっこいい同年代がいる,自分は身の回りのチャンスを無駄にし続けているのではないかと思いました。

 

そして,今ある自分の身の回りの当たり前な環境に慣れることなく,もっと世界のことを知らなくてはいけないと感じ海外に興味を持つようになりました。

 

また,彼と英語で話をすることで,バックグラウンドが違っても英語で語り合ったりふざけあったりすることができることができることがわかり,英語の魅力に気づけたことも大きかったです。

 

これまでに行ってきた活動(団体を通して)

 タイから帰国した後,自分の身の回りにあるチャンスには片っ端から手を出していきました。その時に出会ったのがJPTSA International(Japan Physical Therapy Students Association International department)でした。

 

ここでの他大学との学生との出会いが,また一つ大きなターニングポイントでした。そして,この団体をきっかけに数多くの活動をさせていただくチャンスを頂きました。

 

また,現在は,APTSA(Asia Physical Therapy Students Association)というアジア10ヶ国が加盟する学生団体でも活動させていただいております。

 

いずれの団体の活動においても,自分一人では到底できなかったようなことが,これまでの先輩方や現在のメンバーとの出会いによって実現できました。私たちの団体を通しての活動の中から2つ紹介いたします。

 

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彼との出会いが、私の人生のターニングポイントでした。|小武悠(APTSA副代表)

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