Photo:https://global.yamaha-motor.com/jp/profile/design/concept/02gen/
使用者の使いやすさや機能性に特化した車椅子が開発されたニュースはよく耳にする。今回は機能だけでなくデザイン性にも優れた車椅子があることを紹介したい。
その車椅子とは、ヤマハ発動機株式会社が開発した電動アシスト車椅子のデザインンコンセプト「02GEN」だ。
コンセプトは“Merge”で直訳すると“溶け込ませる”といった意味になる。「さっそうと美しくしなやかに動く 使い手の個性に寄り添い」を具現化しているとの事だ。
Photo:JDN
そしてSOMA DESIGNの廣川玉枝氏とコラボレーションしたモデルが、この車椅子である。
こちらは、“Taurs”と名付けられていて、ギリシャ神話の神様“ケンタウロス”がモチーフとなっている。足のような骨格と蹄のように見えるアルマイト素材を使用し、使用者と車椅子に一体感が生まれるようなデザインにしたかったと廣川氏は語る。
車椅子もこんなに洗礼されたデザインが開発され、障害を「個性」と捉える時代になってきている。
考え方のパラダイムシフトはできているだろうか?