日本理学療法士協会の生涯学習プログラム「認定理学療法士」制度が平成33年度から大幅に変更される。
一.研修理学療法士プログラム(現新人教育プログラム)及び認定理学療法士プログラムの大幅な時間増加
二.登録理学療法士制度の新設により実質的免許更新制を目指す
三.外部評価が得られる水準に進化させ、認定理学療法士制度を医療広告ガイドラインにも合致するものに
四.OJT(On The Job Training)の導入
五.e-Learningの積極的活用
六.外部評価機構の構築
JPTA NEWS 2017 October No.309号
数多くの変更点があるが、驚くべきはその学習時間の増加だろう。現行のものは計37時間で学習時間であったが、新制度後は675時間必要になる。内容としても臨床研修が必要になり、5年更新が必要になった。
新制度開始時点で、認定理学療法士資格を有する会員はそのまま資格の継続が認められる方針である。資格取得を考えている理学療法士は、現行制度のうちに取っておいた方が履修時間が少なくて済んでいいだろう。
POSTのtwitter上で、今後の認定理学療法士を取得する予定についてアンケートを行った。
認定理学療法士取得するためのプログラムが大幅に増加されようとしています
— POSTリハビリメディア (@POSTwebmedia) 2018年1月5日
▶︎https://t.co/4mfqgf6CDb
そこでまだ認定理学療法士を取られてないあなたに質問です。
半数近くが変更前に取得しようとしている一方で、取得するつもりがない人も35%いることに注目してほしい。
看護協会が発行している認定看護師制度を参考にしているものであるが、認定看護師は所属していることで加算があるなど診療報酬にも影響がある。
認定理学療法士は果たしてどうなるのか。今後に注目である。