先日から最新作が公開されている映画「スターウォーズ」。その近未来的な世界感は、もう未来の事ではないようだ。
スターウォーズのルーク・スカイウォーカーが装着するロボット義手からインスピレーションを得た「Skywaker Hand」の詳細をみていこう。
詳細を読む(引用元):TECHABLE
現在開発されている筋電義手の多くは、指の動作を制御する時に手首の運動で発生する筋電位を測定している。しかし、従来の方法では手指と手首の運動が、複雑で再現しきれていない現状がある。近年は、多チャンネル表面筋電図から得た筋電位パターンを識別し、指のシナジー動作を再現することで複雑な運動を再現する研究が進められている。
今回の「Skywaker Hand」もその1つ。特徴的なのは、前腕の筋の超音波画像を解析し、指の動きと超音波画像との相関をディープラーニング(十分なデータ量から特徴を見つけだす事)によりマッピングした事だ。
これにより被検者のジェイソンンさんは、ピアノを弾くことにも成功している。
今後は、筋肉の動作パターンを個人に合わせ微調整し、数十秒のトレーニングをすれば誰にでも利用出来るようにしていくという。
また、義足にも超音波画像とディープラーニングの制御システムを応用し、より複雑な動作を実現する試みだ。
より巧緻的な動作の再現が可能となることで日常生活の質の向上に役立ち、更には、ライトセーバーを握ることだってできる世の中になってくるだろう。