オムツはそのまま下水道にポイっ!介護負担軽減に国交省が検討

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国土交通省は、1月31日に第一回となる「下水道への紙オムツ受入実現に向けた検討会」を開催し、紙オムツを下水道に直接流す仕組みを有識者を集めて検討した。

▶︎ 下水道への紙オムツ受入実現に向けた検討会

 

平成25年に内閣府が調査した介護で苦労したことの第一位は排泄関係であり、リハ職で患者さんのオムツの交換を経験したことのある人なら、その大変さもよく分かるだろう。

 

便の付着した使用済みの紙オムツは、便をトイレに流してから捨てなければならず、外出時はそのオムツは家庭に持ち帰って処理をするなど、介護者の精神的な負担にもなる。

 

国土交通省が現在検討しているのは、便器とは別に「生ごみを粉砕するディスポーザーの技術を応用した分解装置」設置し、そこに紙オムツを捨てると、詰まらないように分解され、通常の下水ルートにのって終末処理場まで送られていく方法である。

 



今後はインフラの技術的な課題を整理し、民間の事業者と協力しつつ、好ましいおむつの素材や分解装置のあり方を検討していく。環境・農業への影響や不適切な使用を防ぐ対策、整備に不可欠な費用などを話し合い、実証実験も行いながらより良い方策を見出していく予定だ。

 

オムツはそのまま下水道にポイっ!介護負担軽減に国交省が検討

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