ブラジルの名門SCコリンチャンス・パウリスタの理学療法部門コーディネーターが「優勝に不可欠だった」と述べたツールが日本にも上陸するかもしれない。
▶︎【独占取材】Jリーグに新たな技術革新？ 海外の名門クラブも愛用するOmegawaveとは？
OMEAGZONEは生体組織の血流状態を、色分布で連続的に高解像度、高速で表示し各点間の血流値の比較が可能。試合や練習時ではなく、リラックスして休んでいる選手の客観的なデータを計測して、その数値を基にどのくらい疲労が溜まっているのか、次の練習に向けた準備がどのくらいできているかを判定するデバイスである。
耐久力、スピード、パワー、コーディネーションスキルの4つの項目ごとに状態が分かり、練習を避けるべきかが色別で表示される。
例えば、月曜日の朝に計測した際、パワーは赤だけどコーディネーションスキルは青だったとしたら、パワー系のメニューに関しては回避して個別メニューにする。疲労が溜まっている箇所を考慮して選手に合った練習メニューを組むことができるそうだ。
アメリカのケンタッキー大学による調査によると、アメリカンフットボールのトップチームに所属する60人を対象に約8カ月間近く調査した結果、Omegawaveを使用したグループは、伝統的練習メニューをこなしたグループに比べ練習時間が20％減少したにもかかわらず、パフォーマンスは向上していたそうだ。
また、シーズンのセリエAの平均負傷者数が延べ65人であったのに対し、Omegawaveを使用していたコリンチャンスは22人だったそうだ。
Omegawaveの沖縄、宮崎、鹿児島の3カ所でセミナー・デモンストレーションを開催することになっている。
