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2018年度の新入社員 特性や性格、教育での注意点

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今日から新年度がスタートする。今年もPT9885人、OT4700人、ST2008人と多くのセラピストが国家試験に合格し、社会人として働き始める。

そんな、多くの新社会人を抱えるこの業界だからこそ、新人の特性や性格、教育していく上での注意点など、様々な人材派遣会社からの報告をもとに考えて行くべきだろう。また、今日から新社会人として働く人も、自身の長所と短所を把握することで、職場に溶け込む第一歩にもなる為、是非ご一読頂きたい。

 

▶︎ 2018年度新入社員は「SNSを駆使するチームパシュートタイプ」と発表

これは、産労総合研究所の「新社会人の採用・育成研究会」から発表された。今年の新入社員の特徴は、少人数の仲間でSNSを駆使し、情報交換を密に取り、協力して内定という目標に向かって行った。その戦略が平昌オリンピックで活躍した「チームパシュート」に似ている為、この名が付けられた。このようにSNS上でのコミュニティが中心となっている為、職場でも必要以上に仲間は作らず、実際に言葉を発してコミュニケーションをとることを、控がちな傾向になるのではと考えられる。

 

また、人材採用・入社後活躍のエン・ジャパンからは、特性や能力の見極めが出来る適性テストを用いて、新人教育のポイントが報告されている。

適性テストの結果から見る 2018年度新入社員の特徴と育成ポイント-慎重に空気を読み、出る杭になりたがらない。安定的なキャリアと私生活重視-

報告からは、以下の3つのポイントが上げられている。

①悩み事を1人で抱え、ストレスを溜め込んでいないか、新人のコンディションを把握し、自主的に報連相が出来るよう促して行くこと。

②効率的な仕事を求める傾向がある事から、理不尽で曖昧な指示は避ける。新人と一緒に仕事の成果を確認する事で、目標達成を意欲的に行えるように協力する。

③長期的で安定したキャリア形成への意欲が高い事から、重要なミッションや経験した事がない業務に消極的。その為、将来のキャリアプランを丁寧に聞いた上で、挑戦やマネジメント経験が、そのプランに繋がるように目標を立てて行くこと。

 

今年の大卒新入社員の内定率は、91.2%の売り手市場である。売り手市場では、また新しい職場が簡単に探せる為、3年以内の退職率も30%と高い。一人一人に会った丁寧な教育を行わないと、職員は定着してくれなさそうだ。

いずれにせよ、新しい仲間が増える事は喜ばしい。これからの療法士界が明るくなって行くよう、一致団結して頑張っていきたい。

 

2018年度の新入社員 特性や性格、教育での注意点

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