回復期病院から訪問リハに転職して ~実際の体験談~

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皆様は、訪問リハビリという業種に興味はありませんか?今日は私が、前職で体験した事を経て新しく就職した現場の生の声をお届けします。

 

私は、回復期病院に7年間勤務していました。

その時、実際に担当した患者様や他のスタッフが担当した患者様の中で次のような経験をしました。

 

●病棟内や屋外の歩行、階段昇降などの応用動作が自立されていた方が、実際に退院した後に家で寝たきりになっていた。

●歳が若く、退院後には復職もされていた方だが、出勤以外は外に出る事が無く、閉じこもりの様な生活をされていた。

●屋内の移動が歩行器、屋外も歩行器+介助による誘導が必要な方が、退院して2ヶ月後には、屋内は独歩にて自立・屋外もT字杖のみで買い物や外出が自立していた。

 

入院中と退院後で、身体機能面がガラッと変わる事は、回復期に勤めていた際によく聞くことで、現在回復期に勤めている方の中にも、大きな悩みとなっているのではないでしょうか?私が回復期病院で勤めていた際に、重要だと考えていたのが、『在宅での生活を想定して』リハビリを行うことでした。その為、入院中でも定期的に自宅へ外出練習を行ったり、実際に自宅で、家族様に対しての介助指導を行ったりすることを積極的に行いました。

 

しかし、実際には「家族と本人の生活リズムの違いから、介助をする(介助をしてもらう)事が難しくなった」や「自宅に帰って、介護保険サービスを利用してのリハビリ以外は家で横になっている事が多い」等、さまざまな要素によって、病院で提案した生活プランを送れないといった事実を、家族様の声や担当となったケアマネージャーさんの声で知ることとなりました。

 

元々、漠然と地域リハビリテーションに携われたらと考えていた私に、「在宅という生活環境に根ざしたリハビリに取り組む」事を主とし、ご本人やご家族の「こうしたい」「ああしたい」という意思や主体性を軸に取り組む、訪問看護・リハビリテーションはすごく魅力的に感じました。この時、私は強く転職を考え始めました。

 

転職活動を経て、訪問看護ステーションに勤務し始めましたが、回復期リハビリ勤務の時との違いに、小さなミスを繰り返す事も多い日々・・・。

 

一番不安だったのが、利用者様や家族様、ケアマネージャーさんや病院スタッフとのコミュニケーションの取り方の違いとリハビリに対する考え方の違いです。長年回復期に携わっていたため、全体をみるよりも機能面を中心にみてしまうことも多く、悩みは尽きません。

 

特に、退院後の患者様は自宅では『患者ではなく、生活者である』と表現されることが多いように、病院では≪自立度に応じた移動≫や≪院内ルールを順守した生活≫をされますが、自宅に戻ると、ほとんどの方が、

 

≪好きな時間に起き、好きなように移動し、好きなように食べる≫

 

当たり前ですが、もちろんそうなります。病院での指導は、生活に即した形でないと、無に返る可能性も高いのです。

 

現在、転職に踏み出せない方も色々な悩みや不安があると思います。そして転職経験のある皆様も、実際に慣れない環境で働くことが大変だと経験したり、そう感じることが当たり前だと考える人もいると思います。しかし、私はその慣れない中で頑張ることが出来るかどうかは、そこに身を置く環境だと今回改めて実感しています。

「仕事が楽しい」と感じる事はもちろん、「働きやすい環境」と感じることが出来るという事はとても重要なことです。「働きやすい環境」は人それぞれ違う事はもちろん、自分の中でも常に変化している事だと思います。そういった意味では、自分の事を話せる・知ってもらえる現在の職場は、大変なことも多い中「やりがい」や「楽しさ」を感じられる大切な場所となっています。

 

生活に即したリハビリし、具体的な目標や意思の把握をする事で共にリハビリを行う

 

こういった形が少しずつ理解できてきているので、毎日のリハがとても楽しくなってきています。

「仕事」は楽しみ1つでモチベーションに違いが出ます!皆様も働く環境や自分の興味のある事に目を向けてみてはいかがでしょうか?

 

 

※Luxemでは、「認定理学療法士」など各協会の認定資格に対して毎月の給与に手当を設定しています。

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回復期病院から訪問リハに転職して  ~実際の体験談~

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